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オージックが玉串小学校で出前授業 歯車の種類や役割、工場の1日伝える

玉串小学校で行われたオージックの出前授業の様子

玉串小学校で行われたオージックの出前授業の様子

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 歯車メーカーのオージック(東大阪市菱江1)が9月25日・26日、東大阪市立玉串小学校(玉串町西)で歯車や工場の様子を伝える出前授業を行った。

工場の様子を紹介

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 同社では昨年から、東大阪市内の小学校で出前授業を実施。小学3・4年の社会科の副読本「わたしたちの東大阪」の「工場ではたらく人々の仕事」に同社が掲載されており、東大阪市内の小学校からの依頼で授業をすることになった。出前授業は今回で4校目。

 25日は3年生を、26日は4年生を、それぞれ対象に授業を行った。営業部の役員や社員が講師となり、同社では何人が働いて何を作っているか、作っている歯車の種類、歯車はどんな所で使われているか、注文から納品までの流れなどを、写真や動画を見せたり、クイズ形式で児童と一緒に考えたりしながら進め、「遊園地の乗り物やモノレール、ロボットなど、動く物には大抵、歯車が入っている。普段、目に見えないところで皆さんの生活を支えている。歯車があるから物が動くことを覚えてほしい」と伝えた。

 工場の一日を紹介する場面では、8時30分の体操に始まり、朝礼、仕事、昼食、終業までの流れを説明。その後は、平歯車、かさ歯車、ウォームギヤなどを並べ、児童が実際に触って歯車の動きなどを体感した。

 授業の最後に受け付けた質問は、「歯車を作る時に気を付けているところは?」「歯車が回るときに油が出るのはなぜ?」「1日に何個作っているのか」「工場で一番大きい歯車はどれくらいの大きさなのか」など。授業を終えた3年の児童は「歯車を触ることができてうれしい」「鉛筆削りの中が見えて、歯車が使われているのが分かって面白かった」「触ってみて、いろんな歯車があると分かった」などと話していた。

 営業本部長の坂上知之さんは「工場は暗いイメージで志望者が少なく、人手不足でつぶれる会社もある。誇りの持てる仕事だと知ってもらい、将来、この中から工場で働いてくれる人が一人でも出たら」と話す。

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