
第46回東大阪市民ふれあい祭りが5月11日、近鉄布施駅・八戸ノ里駅間北側道路と花園中央公園(東大阪市松原南)で開かれた。
市民有志が1978(昭和53)年、第1回を開催した「東大阪市民ふれあい祭り」。毎年5月の第2日曜に「ふれあい通り会場」「花園中央公園会場」で行い、パレードやステージ、模擬店でにぎわう。「ふれあい通り会場」は、近鉄布施駅・八戸ノ里駅北側道路を車両通行止めにする。これまでは開催前日に花園中央公園で前夜祭を行ってきたが、来場者の安全確保が難しいとの判断から、今年は中止した。
当日は、オープニングアクトとして樟蔭学園ダンス部がパフォーマンスを披露した後、10時からオープニングセレモニーを行った。セレモニーに出席した野田義和東大阪市長は「時代が進化して、デジタルの時代だ、AIの時代だといわれても、人と人との触れ合い、つながり、響き合いが、あらゆるものを作っていく。思い切り楽しんでいただいて、そこから多くのものを生み出す一日にしたい」とあいさつした。
パレードにはハーレーオーナーズグループ東大阪チャプターのハーレー隊を先頭に41団体が参加。大阪府警察音楽隊や布施中学校吹奏楽部、木の実キッズ竹馬、だんじり、東大阪を拠点に活動するジャパンラグビーリーグワンの花園近鉄ライナーズ、サッカーJ3のFC大阪などが近鉄河内小阪駅近くの長瀬川から近鉄布施駅まで練り歩き、沿道からは声援が送られていた。
歩行者天国となった「ふれあい通り会場」には200以上のブースが立ち並んだ。飲食物を販売したりワークショップを行ったりしたほか、PRを行う企業や団体もあった。母の日にちなみ、カーネーションや雑貨を販売するブースも。ふれあい通り会場は大勢の人で埋め尽くされた。3カ所のステージには40組以上が出演し、キッズダンスや河内音頭、フラダンス、吹奏楽、ウクレレ演奏などを披露し、集まった人たちを楽しませていた。