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花園ラグビー場で「声磨き」講座 成果発表はライナーズのホスト開幕戦

12月10日に行われた「健康声磨き」の様子

12月10日に行われた「健康声磨き」の様子

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 「花園近鉄ライナーズ応援プロジェクト のどを鍛える健康声磨き」が12月10日、東大阪市花園ラグビー場(東大阪市松原南1)で開催された。

花園近鉄ライナーズの応援のかけ声も練習した

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 ジャパンラグビーリーグワン「花園近鉄ライナーズ」(以下、ライナーズ)と近畿日本鉄道(大阪市天王寺区)は、独自のボイストレーニングメソッド「声磨き」で喉を鍛え、無理なく「通る声」を出すトレーニングを行う「ボイスクリエーションシュクル」(さいたま市、以下シュクル)と共に、「声磨き体験レッスン」を企画。喉を鍛えて声を出すことで近鉄沿線地域住民の健康増進を図りながら、これまで試合会場に足を運んだことのない人への観戦機会創出や、試合会場で応援することの楽しさを体験してほしいと、磨いた声を生かして試合会場でライナーズの選手に声援を送る企画とした。

 同プロジェクトでは、東大阪市、八尾市、藤井寺市でそれぞれ2回ずつ無料レッスンを行い、成果を披露する場として、12月20日に東大阪市花園ラグビー場で開催される花園近鉄ライナーズのホスト開幕戦に受講者を無料招待する。

 東大阪会場で2回目のレッスンが行われたこの日は、17人が参加。レッスンには、ライナーズの野中翔平選手も参加し、明るい声を作る表情筋ストレッチ、母音の形状記憶や滑舌を鍛えるトレーニング、呼吸法などを学んだ。その後はライナーズの試合の映像を流しながら、選手入場時や応援の掛け声などを練習し、野中選手への質問タイムを設けるなど、受講者と交流を図った。

 大阪市内から参加した40代の受講者は「年齢を重ねると声が低くなり、カラオケのキーも出しにくいという話をしていた時に、声磨きというトレーニングがあるという話を聞いて興味を持っていた。短時間で最初にできなかった早口言葉ができるようになり、小さな声しか出せなかったのが声の反響を感じることができた。選手も参加していて楽しかったし、応援の仕方も会得したので試合を見に行ってみたい」と話していた。

 講座に参加した野中選手は「僕たちも大きな音の中でプレーをしているし、仲間への情報伝達で声を出すことはとても大事。そのハウツーを学ぶ機会が普段はないので、今回の講座で知ることができ、チームのことを知ってもらうきっかけにもなってすごく良かった」と話す。

 受講生たちは、花園ラグビー場で開催される12月20日のライナーズホスト開幕戦で応援を実践する。

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