東大阪市役所(東大阪市荒本北1)22階の展望レストラン「スカイラウンジ22」が現在、ナウル共和国にちなんだメニュー「ナウル飯」2種類をランチタイム限定で提供している。
東大阪市とナウル共和国政府観光局は大阪・関西万博期間中のSNSの投稿をきっかけに、連携・交流に関する協定書を締結。万博閉幕前、市役所1階にナウル共和国の島の形をしたキャラクター「ナウルくん」の顔出しパネルを設置したフォトスポットを開設し、10月11日には、週末や夜間も入場できる22階展望ロビーにフォトスポットを移設した。閉幕後は、ナウル共和国やパキスタンパビリオンの展示物、サンマリノ共和国のパンフレットなどを展示し、多くの人が足を運んでいる。12月7日には展示物の一部を移設し、石切参道商店街に「ナウル共和国石切参道パビリオン」(東石切町2)をオープンした。
東大阪市企画財政部企画課の谷一弘さんは「展示を始めた頃から相乗効果を得られる何かをしたいと考え、次のステップではナウルメニューを提供しようと考えた。魚とココナツを使う料理がよく食べられているということは分かったが、ナウル料理といえばこれ、という確立されたメニューはなく、レストラン店長のリッキーさんがナウル風のメニューを開発してくれた」と話す。10月中旬から数種類のメニューを作り、味や盛り付けなど、ナウル共和国パビリオン総監督によるアドバイスの下、2種類のメニューに絞った。
メニューは、「ナウルワンプレートランチセット」(1,000円)と「ナウルココナッツカレー グリルフィッシュ添え」(1,200円)の2種。「ナウルワンプレートランチセット」は、ドライココナツを使ったグリルフィッシュ、ランチョンミート、目玉焼きのせライス、サラダをセットにしたもので、「ナウルココナッツカレー」はココナツを使ったグリルフィッシュをココナツカレーにトッピングした。提供はそれぞれ1日15食限定。
谷さんは「完売する日もあり好評を得ている。全国の万博ファン、ナウルファンが東大阪に足を運ぶきっかけになれば。ナウルとの縁を楽しんでほしい」と話す。
ランチタイムは、11時30分~14時30分(土曜は11時~)。日曜、12月28日~来年1月4日休業。