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東大阪・鴻池新田会所で「むかしの道具展」 火鉢や置きごたつなど暖房具紹介

さまざまな素材・形の火鉢と手焙りが並ぶ

さまざまな素材・形の火鉢と手焙りが並ぶ

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 企画展「むかしの道具展-人々をあたためた道具たち」が現在、国史跡「鴻池新田会所」(東大阪市鴻池元町、TEL 06-6745-6409)乾蔵(いぬいぐら)で開催されている。

御殿型火鉢と宣徳火鉢

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 地域の小学校3年生が社会科授業で昔の道具や人々の暮らしぶりについて学ぶ時期に合わせ、今は使われることがほとんどなくなった暖房具を展示し、当時の暮らしを紹介する。江戸時代の豪商・鴻池家と、鴻池家が開発した新田の管理運営を行った鴻池新田会所で使われていた暖房具30点を展示する。

 火鉢や手焙(あぶ)りを展示するコーナーには、金属、陶磁、木など、さまざまな素材で作られた火鉢や手焙りが並び、丸や四角、脚付きの御殿火鉢など形もさまざま。塗りを施した物もある。同施設学芸担当スタッフの西田敬之さんは「鴻池新田会所に収蔵されている火鉢や手焙りは普段から使っていた物のほか、正月用や来客用の華やかな物も残されている。新田開発の記念行事開催時に製作された物もある」と話す。

 布団をかけて使う暖房具を紹介するコーナーでは、木枠の中に炭火の入った「火入(ひいれ)」を入れ、木枠が回転しても中の火入が水平に保たれる仕組みになっている「回転ごたつ」、陶器やブリキ製の湯たんぽ、豆炭行火(あんか)、置きごたつなどを紹介する。

 会場では、江戸時代の和本や錦絵の中から、こたつや火鉢、手焙りなど、当時の暖房具が描かれている場面を紹介するパネル展示も行う。

 西田さんは「今は安全で便利なことが基本で、今の人からすると危ないと感じると思うが、火に直接当たらないように覆ったり回転させたりするなど、古い道具は古い道具で工夫があり、改良を重ねていることに気付いてもらえたら」と話す。

 開館時間は9時30分~17時。月曜休館(祝日の場合は翌日)。入館無料。3月8日まで。

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