2025年度の大阪製ブランド認定製品を中心に紹介する「大阪製ブランド製品展示会」が2月25日、大阪府立中央図書館(東大阪市荒本北1、TEL 06-6745-0170)1階展示コーナーで始まった。
「大阪製ブランド」は、大阪府内ものづくり中小企業の優れた技術に裏打ちされた創造力あふれる製品をブランド認定し、大阪のものづくり力のブランドイメージを高めると共に、自社製品開発の促進を目的に行う大阪府の推進事業。2012年度に始まり、2025年度は11製品を認定した。認定製品はこれで171製品になった。
新たな認定製品のうち、ものづくりによる地域活性化や社会課題解決のロールモデルとなる製品を認証する「ベストプロダクト」には、大原電線(川俣1)の「Extension Cord」、協栄金属工業(稲葉3)の「ダイヤ寄せ鍋」、ミツミ(泉南市)の「泉州ボディタオルオーガニック綿」が選ばれた。
「Extension Cord」は、隠したいと思いがちな延長コードをスタイリッシュなデザインにしたという製品。高電圧対応で太いコードだが、しなやかで扱いやすいという。「ダイヤ寄せ鍋」は、約70年間変わらない製造方法の商品。アルミは軽くて熱伝導率が高く、長く使え、リサイクルもできる。「泉州ボディタオルオーガニック綿」は、合成繊維と天然繊維をよった糸を開発し、優しい肌当たりと泡立ちの良さを両立させたという。
このほかの認定製品は8製品。花岡工務店(摂津市)の「18面体脳トレ積み木ブロックOHAKO」は、遊ぶにも片付けるにも頭を使うという積み木。建築材料の端材を含む国産ヒノキを使い、口に入っても安全だという仕上げに使う蜜ろうワックスは自社で開発した。ふくさの企画・製造・販売を手がける大一創芸(八尾市)の「わたしものふくさ」は、物を包んでそのまま渡す蚊帳生地のふくさで、受け取った人は蚊帳ふきんとして活用できる。焼香や塗香(ずこう)を製造する長川仁三郎商店(大阪市)は、香原料の特徴や相性を生かし、調香師が配合したという「kiyomekuシャンプー」「kiyomeku トリートメント」を開発した。
紙戸屋・中野表具店(大阪市)の「億萬(おくまん)金封」は、表具師が考案したふすま紙を使った金封。紙幣を入れると肖像の人物が仮装したように見える仕掛けが施されており、細かい部分は職人が手作業で仕上げる。藤田金属(八尾市)の「SWING PAN(スイングパン)」は、ひび割れなどにより販売できなかった木製バットを持ち手としてアップサイクルしたフライパン。「野球で振れなかったバットをキッチンで振ろう」をコンセプトに開発した。ガラス繊維を用いた石油ストーブ用の芯を1953(昭和28)年に開発したシルバー(八尾市)の「TORCH+」は、コンパクトサイズのトーチ。転倒時の自動消火機能と炎の揺らぎ機構を搭載した。ユタカメイク(岸和田市)の「リッチクレイソックス」は、天然粘土を配合した糸で編んだ靴下で、薄くて暖かいという。太洋(大阪市)の「きになるニオイトリ」は、安全性が高いとうたう防カビ・抗菌剤を使った匂い取りシートで、交換時期になると色が変わる機能を付けた。
大阪産業局事業支援チームの清田唯香さんは「2025年度は新規認定企業が多かった。大阪の中小企業が技術力やアイデアを駆使した製品が並んでいるので、近くで見てほしい。図書館を利用する幅広い世代の方に見てもらえたら」と話す。
開館時間は9時~19時(土曜・日曜は17時まで)。月曜休館。3月5日まで。