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旧河澄家で「抹茶茶わん展」 陶芸家・桜井智子さんと生徒の作品55点

陶芸家の桜井智子さん

陶芸家の桜井智子さん

 「手のひらに咲く表現 抹茶茶わん展」が3月14日、東大阪市指定文化財「旧河澄家」(東大阪市日下町7、TEL 072-984-1640)で始まった。

古民家に並ぶ抹茶茶わん

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 東大阪市出身で、近鉄けいはんな線新石切駅近くに「石切工房・桜陶庵(おうとうあん)」(西石切町1)を構える陶芸家の桜井智子さんと、桜井さんが主宰する陶芸教室の生徒の作品を紹介する同展。

 桜井さんは、帝塚山短期大学工芸美術史の授業で陶芸と出合い、日本の女性陶芸家の草分け的存在として活躍した坪井明日香さんに師事。2019年に「第53回女流陶芸展」で文部科学大臣賞を受賞している。

 2004(平成16)年に石切工房・桜陶庵を開設し、2017(平成29)年1月、現在の西石切町に移転。自身の作品を作る傍ら、陶芸教室、一日陶芸体験、修学旅行生向けの出張陶芸体験の講師を務める。陶芸教室には現在、30代~80代の約60人が通っている。

 旧河澄家では毎春テーマを変えて陶芸展を開いており、今年は桜井さんの作品「アスカラノコト・・・」と、抹茶茶わんをテーマに桜井さんと生徒が手がけた作品54点を展示する。

 「アスカラノコト・・・」は、赤土を手びねりで成形した素地に青色の色化粧土を塗り、かき落として模様をつける技法を使って作る。「師匠の坪井さんが亡くなった時に作った物で、悲しみの中でこれからどのように女流陶芸会を続けていくのか、明日からどうしよう、と悩んでいた時に、風を表現したいと作った作品」と桜井さん。「葛藤やモヤモヤした気持ちがあり、少し荒々しい感じの作品になった」という。

 桜井さんによると、教室では日ごろ、生徒それぞれが好きな物を作っているが、同展に展示する作品はテーマを決め、約半年をかけて作るという。桜井さんは「みんなが同じような作品だと面白くないので、変わった物を作ってほしいと伝えた。凝った色にしている物や質感にこだわった物など、みんな頑張って作ってくれた。私だったら、どの抹茶茶わんで飲みたいかなと思いながら見てもらえたら」と話す。

 開催時間は9時30分~16時30分。月曜休館。入館無料。4月12日まで。

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