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近大生が自転車店店長に挑戦 ダイワサイクルなど3者がプロジェクト始動

「近チャリプロジェクト」自転車店 学生経営メンバー候補募集説明会の様子

「近チャリプロジェクト」自転車店 学生経営メンバー候補募集説明会の様子

 近畿大学の学生が自転車店の運営に挑戦する「近チャリプロジェクト」の志望学生向け説明会が9月24日、同大学の起業家育成拠点「KINCUBA Basecamp」(東大阪市小若江3)で行われた。

DAIWA CYCLEの涌本宜央社長とやるかやらんかの西奈槻社長のトークセッション

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 「近チャリプロジェクト」は、全国で自転車専門店を展開する「DAIWA CYCLE(ダイワサイクル)」(吹田市)と近畿大学(小若江3)、近畿大学在学中に起業した「やるかやらんか」(奈良県橿原市)の3者が立ち上げた経営ベンチャープロジェクト。DAIWA CYCLEが来年2月、大学近くに直営店「こぐか、こがんか。DAIWA CYCLE近大前店」(小若江4)をオープンし、店舗経営について実践的に学ぶ場として学生に提供する。

 店舗や設備、商品、ランニングコスト、DAIWA CYCLE伴走スタッフの人件費は、DAIWA CYCLEが負担する。近畿大学は法人登記や開業支援を行い、やるかやらんかは販促やSNS運用をサポートする。学生店長は、売り上げ管理から接客、修理、集客、地域の課題解決まで、サポートを受けながら店舗運営全般を担う。DAIWA CYCLE担当者は「東大阪市は通勤・通学の自転車利用率が全国2位の自転車の街。自転車に関する地域の困りごと解決やSNSを使ったプロモーション、商品企画など、学生ならではの発想に期待している」と話す。

 説明会でDAIWA CYCLEの涌本宜央社長は自身の創業時を振り返り、「チャレンジとは、自分なりに考え、準備をし、勝算を持って挑むこと。そしてうまくいかなかったとしても、そこから学び、次に生かすこと。かつて、父からもらったチャンスを次は私が渡す番。このプロジェクトを通じて、多くの失敗をし、多くの壁にぶつかり、そして多くの成功を経験してほしい。皆さんの挑戦を全面的にバックアップする」と学生に語りかけた。やるかやらんかの西奈槻社長は「何をやるか迷う前に、まず何かをやってみることが大事だと思っている。学生がリスクなく挑戦できる機会なので一歩踏み出してほしい」とエールを送った。

 参加した建築学部建築学科2年の一瀬直人さんは「サイクリング部所属で学生向けの自転車のメンテナンスサービスをしているが、不備のある自転車に乗っている学生も多く、危ないのでそういったところを解決したい。安全性が高く、コスパのいい自転車を提供できれば」、経営学部経営学科2年の余田稜真さんは「バックアップしてもらってチャレンジできる機会はそうそうないのでチャンスだと捉えている。販売のアルバイトをしているので、ニーズをくみ取った商品提案が自分の強み。不具合があるときなど、気軽に立ち寄れる店にしたい」と意欲を見せる。

 面接により採用された学生は約4カ月間、DAIWA CYCLEの店舗で研修を受け、来年2月上旬の店長選考会で初代店長が決まる。