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枚岡公園プール跡地に新広場 児童の意見採用、防災設備も

12日に行われたセレモニーの様子

12日に行われたセレモニーの様子

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 2012年3月に閉鎖した枚岡公園プール跡に6月12日、新しい芝生広場「みんなの広場」(東大阪市東豊浦町)がオープンした。

セレモニーに駆け付けた「トライくん」ら

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 プール閉鎖後、近隣小学校や地元の自治会らでワークショップを行い、新広場のあり方を検討。2012年度に枚岡東小学校3年生児童らにイメージスケッチの作成を依頼し、2014年10月から整備を始めた。名称も同小児童から募集し、名称は「みんなの広場」に決定した。

 1400平方メートルの広場のうち900平方メートルを芝生広場とし、長さ18メートルのローラー滑り台、長さ19メートルのクライミングウオール、鉄棒、雲梯(うんてい)を設置。屋根付きの休憩所やベンチも設置した。広場の上には「府民の森」があり、ハイキングを楽しむ人が多いため公園として遊ぶだけでなく、休憩所としても利用されると想定している。もともとプールだった構造を生かし、芝生の下には防火水槽を設置。災害時の消火活動など非常時の水源として100トンの水を確保している。

 12日には地元の幼稚園児と小学生を招きオープニングセレモニーを開催。小河保之大阪府副知事は「この公園の原点は小学生の皆さんのアイデアなので、ここは皆さんの公園。防災機能が備わっていることを知っておいてもらいたい」などとあいさつ。小学3年のときから広場の整備に意見を出し、現在6年生になった同小の代表3人は「小さい子からお年寄りまで、みんなが楽しめる公園の名前を考えたことを思い出した。今日はいち早く見られてうれしい。みんなの公園として楽しんでもらえることを心から願っている」などとあいさつした。

 セレモニー終了後は、小学生による滑り台すべり初めや、東大阪市東消防署による放水訓練が行われ、その後はクライミングウオールや鉄棒などに分かれ、それぞれ新しい広場で楽しんでいた。

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