愛媛県松山市で11月5日・6日に開かれる「ゆるキャラグランプリ2016」の投票が7月22日に始まり、東大阪市のマスコットキャラクター「トライくん」が投票を呼び掛けるPR活動が始まった。
1991年に市が「ラグビーのまち」を表明したことをきっかけに誕生した同キャラクター。市民からイラストデザインを募り、25件の応募の中から選ばれた。トライくんは「高校ラガーマンに憧れる永遠の少年」で、趣味・特技はラグビーでタックルとトライが得意。心優しくて人懐っこい性格で、好きな食べ物はカレーパン。
市では、ラグビーW杯2019の試合会場に東大阪市花園ラグビー場が決定したことを受け、「これまで以上に市外にも広く親しみを持ってもらいたい」と昨年10月、トライくんの着ぐるみを刷新。同グランプリにエントリーしたのは今年で5回目だが、新しくなったトライくんでの参戦は今年が初めて。昨年は1727体のエントリー中1310位と結果を残せなかった。
投票開始初日は、投票の呼び掛けと1日1票投票できることをアピールするため、朝からPR活動に奔走。朝は通勤時間に合わせて市役所本庁舎でPR活動を行い、昼ごろには大阪樟蔭女子大学小阪キャンパス(東大阪市菱屋西4)を訪れた。
トライくんと撮影していた市内在住の学生は「ラグビーの試合にいてるし、マンホールのふたにもなっているので知っていた。市民なので投票したい」と声援を送る。
市経営企画部企画室の杉本たかさんは「高校ラグビーでのお出迎えや市のイベントに登場するなど、ラグビーファンや幅広い層の市民に人気がある。目標はもちろん1位」と意気込む。「ほかの大学など市内各所を巡り1位になれるよう努力したい」と話す。
投票は10月24日まで。同グランプリの公式ページから投票できる。