近鉄奈良線・河内花園駅周辺の花園本町商店会、パザパはなぞの店舗会、花園商店会、河内花園飲食店会の4団体で構成する「花園地区商業団体連絡会」は11月26日、各店が100円商品を販売する「花園・百円笑店街」を開く。

　ラグビーW杯2019に向け商店街を盛り上げようと、今年から4団体合同でイベントなどを企画する同連絡会。今夏には約100店舗が参加し、打ち水を行った。

　花園本町商店街では12年目、合同では2年目になる「花園・百円笑店街」は、各店が100円の商品やメニューを用意するもので、ステージイベントなども展開する。商店街には露店も出て、午前中は商品を買い求める年配層、午後からは家族連れでにぎわう。

　11時からは、花園本町商店街東側で花園高校マッパラム部が先導し、東大阪市のマスコットキャラクター・トライくんや、サンタクロース姿の人たちが参加するパレードを行い、11時30分からはパザパはなぞのに設置するステージでオープニングイベントを開く。リオ2016パラリンピック競技大会アーチェリー日本代表で東大阪出身の上山友裕選手や、ジャパンラグビー トップリーグ「近鉄ライナーズ」の選手が登場する予定。

　昨年立ち上がった駅周辺の飲食店で構成する「『花園盛り上げ隊』 河内花園飲食店会（略称：花食）」では、昼の部で販売しようとオリジナルの豚汁を開発。各店が豚汁を持ち寄り試食する会議が開かれた際、「各店が作ってきた豚汁がどれもおいしかったので、全部混ぜてみたらもっとおいしくなった」といい、「お野菜料理ふれんちん」オーナーシェフの白山登茂和さんは「当日はどうなるか分からないがお楽しみに」と笑う。夜の部では各店が100円メニューを用意する。

　「お直し きもと」の木元久美子さんは、「商店街は駅の北と南に別れているが、駅の完成とW杯に向けて北や南に関係なく合同で活動している。4団体で一致団結し、花園が発達していっていることを知ってもらいたい」と話す。

　開催時間は、昼の部＝10時～17時、夜の部＝17時～。雨天決行（パレード・オープニングイベントは雨天の場合、中止や会場変更の場合あり）。