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東大阪の「白穂」で和菓子作り体験 ちまきに挑戦、初回好評で定員増やす

第2回「白穂和菓子作り体験」の参加者と店主の新澤貴之さん

第2回「白穂和菓子作り体験」の参加者と店主の新澤貴之さん

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 近鉄奈良線・若江岩田駅近くの菓匠庵「白穂(しらほ)」(東大阪市若江本町1、TEL 06-6723-2075)で4月23日、第2回「白穂和菓子作り体験」が開かれた。

ちまきの作り方を解説する店主の新澤貴之さん

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 昨年9月に店内の工房を移転して工場を新設し、工房のあった場所にカフェスペースを設けた同店。今年2月に1回目の和菓子体験教室を同スペースで開催したところ、2部構成で1回8人の枠がすぐに埋まり、今回は3部構成とした。

 今回は、ちまきと上生菓子の練り切り細工各1個を製作。始めに、上新粉、米粉、てんさい糖など、和菓子に使う材料について話した後、専門店の和菓子と量販店などで販売する安価な団子の作り方や材料の違いを解説。その後は、ショウブの上生菓子作りに進んだ。

 上生菓子作りは、白あんに餅、山芋などを練り込んだ生地を丸めて伸ばし、丸めたあんを包む土台作りからスタート。伸ばす際には生地が手に付き、はがせなくなるなど苦戦する様子が見られた。丸めた生地に木片を使って切れ目を入れて花びらを表現。うす紫色と白、黄色の3色を使ったショウブの菓子が完成した。

 続くちまき作りは、店で用意したういろうを国産のササ3枚で巻く体験で、最初は葉の表面で包むように巻き、最後は葉の表面を外にして巻く。巻いた葉の上部を折り曲げた後、イグサを巻き付け仕上げた。同店ではゴールデンウィーク中に3000本のちまきを作るといい、参加者を驚かせていた。

 参加者からは「楽しかった」「難しかった」「ちまきの葉をほどくときにちゃんと見たことがなかった。これからは見るようになると思う」などの声が聞かれた。

 同店では5月5日にちまきの実演販売をする予定。和菓子体験は今後も続ける予定で、店主の新澤貴之さんは「体験を続けていくともう少し難しいものを作りたいという人が出てくると思うので、そのときは工房での教室も考えていきたい」と話す。

 営業時間は9時~19時。火曜定休。

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