東大阪の中学で職業講話 ねじ専門商社社長や地域サイト編集長が講師に

オリジナルの手動型転造機でねじ作りを体験

オリジナルの手動型転造機でねじ作りを体験

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 東大阪市立高井田中学校(東大阪市高井田中5)で6月29日、さまざまな職業に就く人を講師に招いた職業講話が行われた。

分かりやすくねじについて説明する奥山淑英社長

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 同中学の2年生を対象に、9月の職業体験学習の事前学習として行った。地域情報サイトの編集長やねじ専門商社の社長、消防士、看護師らが講師となり、生徒は興味のある2つの授業を選び参加した。

 今年で4回目の講師を務める地域情報サイト「週刊ひがしおおさか」(若江本町)編集長の前田寛文さんは、店舗を取材し制作した「東大阪スイーツマップ」や商店街のリーフレットなどを紹介。中学生に人気のスイーツショップを取り上げ、取材時に聞いた情報などを紹介し、生徒の関心を集めた。記者の1日の仕事やサイト運営について講演し、生徒からは「今までに取材した芸能人は?」「スイーツのおすすめの店は?」などの質問が飛んだ。

 ねじ専門商社のサンコーインダストリー(大阪市)は、昨年は週刊ひがしおおさかとのコラボ授業を実施。今年はオリジナルの手動型転造機を持ち込み、ねじの頭部ができた「ブランク」と呼ばれる状態のものを機械に入れ、生徒一人一人がねじ下部のらせん状の溝を作る加工を体験。それぞれが加工したねじでストラップを製作した。

 体験の後は、ねじに関するクイズや、鉄のねじとステンレスのねじを見分けるなどの問題を出題。解答が発表されるたびに歓声が沸き起こり、盛り上がりを見せた。

 サンコーインダストリーの講話を受けた生徒は「ねじの作り方が思っていたのと違って面白かった」「日常にねじがたくさんあるので知りたいと思って選んだ。自分で作れてよかった」「ねじ頭の種類がたくさんあって驚いた」などと話し、ねじゴマで競い合うなど地場産業のねじを身近に感じた様子だった。

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