お笑いコンビ「モンスターエンジン」の西森洋一さんが11月7日、「モノづくり東大阪応援大使」に就任した。
西森さんは東大阪市内の「地元の半分は工場」という地域で育ち、実家は市内でリテーナープレートなど精密機械部品を製造する工場。25歳まで東大阪市内に住んでいた西森さんも実家とは別の鉄工所に勤務していたと言い、「今も実家の工場をたまに手伝っている」という。家業や自身の経歴から「鉄工所ラップ」など鉄工所ネタを得意としている。
今回、「工場で働く人の気持ちが分かる人」という理由で応援大使に任命された西森さん。就任式で野田義和東大阪市長から委嘱状を受け取った西森さんは「東大阪にはこれだけの技術があるのにもったいない。下町ロケットみたいな感じでいけるんじゃないかと思っていたところに今回の話が来た」と言い、「皆さん知らないでしょうけど、僕はつかみが東大阪なので、漫才で1万回は東大阪のことを言っている。何年間か一人で東大阪のものづくりをPRしていた」とアピール。
最近ではスマートフォン用ホールドリングのiPad版などを作ったと言い、「作品は全てインスタグラムにアップしている」という。大使としてどのようなPRをしていきたいかと聞かれると、「市には設備などを使える『モノづくり試作工房』があるので、タダで使い回したい。作っている様子を動画にしたり、できたものをユーチューブに上げるとか」と、具体的な案を出し、「家の設備は古いのしかないし、借りに行くとおやじに仕事をやらされる。おやじに内緒でそちらに通いたい」と意欲を見せた。
大使としての意気込みを聞かれた西森さんは「今まで一人で東大阪のPR活動をしていたが、(今後は)市がついているので思いきりいける。東大阪のもの作りの良さを伝えることに全力を尽くしたいとともに市とつながるので、いらんことして捕まらんようにしたい」と笑わせた。