近鉄奈良線・若江岩田駅前の東大阪市立男女共同参画センター「イコーラム」(東大阪市岩田町4)で11月25日、「月亭方正落語会 for 若江岩田きらりプロジェクト」が開催される。
若江岩田駅周辺の若手店主らが、商店街の垣根を越えて一緒に地域を盛り上げようと2014年4月に立ち上げた「若江岩田きらりプロジェクト」。店や商店街を知ってもらおうとイベント企画やコラボ商品開発などに取り組んでおり、5店で始まった活動だが賛同する店舗が増え、現在は15店が参画している。
今回の落語会は、プロジェクトメンバーの「酒のにしだ」(岩田町5)の利用客が月亭方正さんの後援会と懇意にしており、「方正さんは『落語の裾野を広げたい』といろいろな地域で精力的に落語会を開催している。若江岩田でもしてみないか」と誘われたことがきっかけという。若い世代を中心とした地域活性に取り組む同プロジェクトとターゲット層が合うことから実現に至った。
落語会には方正さんと、兄弟子の月亭八光さんが出演する。チラシ裏面にはプロジェクト参画店を掲載し、「チラシでまず店を知ってもらい、チケット購入時に店の雰囲気を感じながら店主と話をしてもらいたい」と、チケットは同プロジェクトメンバーの店舗で販売する。
酒のにしだ店主の西田祥一さんは「メンバーには一銭も入らないが、ただただ若江岩田を盛り上げたいという気持ちで活動している。有名なお二人に若江岩田までお越しいただき落語会を開催するので、20代~40代の地域の方、落語を生で見たことがないという方に見に来てもらいたい」と来場を呼び掛ける。
当日は、大阪商業大学経済学部の学生が東大阪産の農産物を使い企画立案し、プロジェクトメンバーの菓匠庵 白穂(若江本町1)、ベーカリートレント(岩田町3)、ひらた米穀店(同)の3店が商品化した和菓子やパン、米を会場で販売する。落語会のチケットがなくても購入可能。
18時30分開場、19時開演。チケットは、前売り=3,000円、当日=3,500円。未就学児入場不可。