近鉄けいはんな線・新石切駅近く、石切劔箭(いしきりつるぎや)神社西側参道沿いのドーナツ工房「sonnet(ソネット)」(東大阪市西石切町1、TEL 072-980-7277)が11月3日、冷凍商品「プレミアム石切コロッケ」の販売を開始した。
4月に布施から移転オープンした同店。ミキサーを使わず手でこねる同店のドーナツは、外はサクサク、中はフワフワしているのが特徴で、移転後も以前からの利用客が多く訪れているという。
マスターの瀬川栄三さんは、移転前から「地域の特産品を活用した商品を作りたいと考えていた」と言い、4月には同じマンションの1階にある喫茶&ブティック「くるみん」の白玉団子と枝豆あんを黒糖味のドーナツでくるんだ「くるみんドーナツ」を発売。第2弾は、石切参道商店街の公楽軒(東石切町)の甘栗を使った「甘栗のドーナツ」、第3弾は、久保ひろうす店本店(東石切町)のおからと豆乳を使った「おから五平」を期間限定で販売した。
今回は、近隣店舗で扱う素材を使った「プレミアム石切コロッケ」(150円)を開発。久保ひろうす本店の豆乳、おから、刻みうす揚げをベースにしたおからコロッケで、うす揚げは東大阪で作られたしょうゆで甘辛煮にし、珍味堂宇井(東石切町2)の七味唐辛子、カクマン石切佃煮漬物本舗(東石切町1)の葉唐辛子の佃煮を加える。天然酵母パンのパンドウィッチ(中石切町1)の食パンで作ったパン粉を付け、綿実油で揚げた。
通常は冷凍商品として、同店と久保ひろうす店本店で販売。18日の11時~15時には、参道商店街の布一屋(東石切町1)の一角で実演販売する。
「参道商店街の店舗はドアがなく、人と密着して対面販売ができる街。食べ歩きできるものが少ないので、今後も実演販売をして少しでも参道がにぎやかになってくれたら」と瀬川さん。
営業時間は11時~19時。水曜定休。