近鉄奈良線・瓢箪山駅近くの洋菓子店「Confiserie Labhart(コンフィセリー ラパート)」(東大阪市喜里川町、TEL 072-981-3528)が11月、新商品の聖地花園応援ケーキ「ノーサイド」を発売した。
同店を経営するのは、スイス人パティシエのピーターラパートさんと妻の恵子さん。16歳でパティシエになったというラパートさんは恵子さんとスイスで暮らしていたが、「日本に住んでみたい」との思いがあり、九州でパン職人を探しているとの情報を得て日本に移住。パン職人として勤めた後、恵子さんの故郷である大阪に戻り、2003年に同店を開いた。当初は現在の店舗の近くに店を構えていたが、人通りが少なかったため昨年12月、商店街に近い現在の場所に移転した。
同店では、常時約15種類の生ケーキや焼き菓子、チョコレートなどを販売する。チョコレートはスイスの物だけを使ったトリュフやプラリネなどで、100グラム1,728円の量り売りで販売する。6月~8月はチョコレート菓子やクラッシュチョコを販売する。繁忙期以外は、スイスのクロワッサン(140円)、三つ編みパン(280円)のうち1種類のパンを日替わりで販売。恵子さんは「パンに興味を持ってくれる人も多い」と話す。
東大阪市内ではラグビーをテーマにしたスイーツを販売する店が多く、焼き菓子が多いことから生ケーキの新商品を考案。アーモンドのスポンジにホワイトチョコ、ピスタチオ、ベルガモットのクリームを重ね、表面はグリーンのグラサージュでラグビー場の芝生を表現。ゴールポストに見立てたクッキーを飾り、アーモンドをチョコレートでコーティングしたラグビーボールを乗せた。価格は464円。販売期間は1月~5月と9月~11月。今年は12月10日前後まで延長して販売する。
移転後は「パンやギフトセットなど商品の幅が広がった」と恵子さん。「時間のある限り新商品を開発し、充実させていきたい」と意気込む。
営業時間は10時~19時。月曜定休(祝日の場合は翌日、月1回火曜休み)。