JRおおさか東線のJR長瀬-新加美駅間に3月17日に開業する新駅「衣摺加美北(きずりかみきた)駅」で3月10日・11日、駅舎見学会が開かれる。
JR長瀬-新加美駅間は同線の中では距離が長く、地元からの要望を受け新駅の設置を決定。2013年4月に計画を発表し、2015年9月末に工事に着手した。新駅の所在地は東大阪市衣摺5丁目で、JR長瀬駅から約1.3キロ、新加美駅から約1.4キロの場所に位置する。東大阪市と大阪市平野区の境に位置することから、東大阪市の「衣摺」と平野区の「加美北」の地名を合わせた駅名にした。
駅舎のデザインは「モノづくりが紡ぐ歴史とまち」をテーマに、古代の染め型を使った染色技法を表現。外観は布と染め型をイメージしたデザインとした。駅舎は自然光を取り入れ、明るく開放的な空間になるという。
見学会当日は、開業前の改札を通り、説明を聞きながら駅構内を見学。JR西日本大阪本社総務企画課担当者は「工事に当たっての苦労話やほかの駅との違いなどの話もしながら、開業後は見ることができない券売機の裏側なども見ていただこうと思っている」と話す。
開催時間は、10時~10時40分、11時~11時40分、12時~12時40分の各日3回。日にちは選べるが、見学時間の指定はできない。参加資格は、申し込み代表者が大阪市内または東大阪市内在住者の4人までのグループで小学生以上に限る。申し込みは往復はがきで受け付ける。定員は1回につき50人。申し込み多数の場合は抽選する。締め切りは2月9日。