東大阪市とゆるキャラグランプリ実行委員会が2月16日、ゆるキャラグランプリ2018の決選投票イベント会場が東大阪市花園中央公園に決定したと発表した。
ゆるキャラグランプリは「ファジーでとっつきやすいところから地域のことを考えよう」と、2011年に始まったもので、今年で7回目。インターネット投票の後に入場者が票を投じる決選投票が行われ、「ご当地ランキング」と「企業・その他ランキング」が決定する。昨年の決選投票はナガシマリゾート駐車場内の特設会場で行われ、205体のキャラクターが参加し、2万3734人が来場した。
ラグビーW杯2019の開催地の一つとなっている東大阪市では「W杯の前哨戦とし、W杯への勢いをつけて成功に結びつけたい」と、決選投票イベントの誘致を決め、アピール。大阪・泉佐野市と最後まで争った結果、「ゆるキャラグランプリ2018 in 花園~ラグビーのまち東大阪~」の11月17日・18日開催が決まった。会場は花園中央公園多目的芝生広場。
川口誠司東大阪副市長は会見で、「昨年会場に行ったが、ファミリー層や多くの若い人がいたのでにぎわいづくりにつながるのではと思い、そっくり持ってこようと立候補した」と話す。
同グランプリ実行委員会会長の西秀一郎さんは「W杯のプレイベントということで、来年のW杯を盛り上げる手伝いをしたい。花園ラグビー場は知っているがどこにあるか分からないという人が多いので、もっと知ってもらいたい」と花園に決めた理由を明かす。
イベントは自治体が運営するため会場ごとに規模が違うが、日本銀行による試算では「ゆるキャラグランプリ2016 in 愛顔のえひめ」の経済効果は2.2億円だったという。
昨年、ご当地ランキングで3位に入賞した東大阪市のマスコットキャラクター・トライくんは、今年はホスト役に徹するといい、エントリーはしないという。川口副市長は「改修工事も終わっている花園ラグビー場を取り込んだ会場にしたい」としている。