石切劔箭神社参道の「河内木綿はたおり工房」(東大阪市東石切町3、TEL 072-987-0189)で8月26日、夏休み子ども向け企画・ハンカチ藍絞り染め体験が行われた。
「伝統ある河内木綿を復活させたい」と無農薬での綿の栽培から収穫、製品加工までを手掛ける同工房。会員が増え、日下町にあった工房が手狭になったことから今年7月1日、参道に新工房を構えた。同工房では綿繰りや糸を紡ぐ体験や河内木綿を使ったコースター作り(参加費500円)を随時行っており、遠方から工房を目指して来る人も多いという。
夏休み期間中に子どもにも来てもらいたいと企画したハンカチの藍染め体験には、朝から10人の幼稚園児・小学生が参加。45センチ四方のハンカチに模様となる結び目を作り、水を吸わせた木綿のハンカチを本藍液に漬けて取り出すと、最初は黄緑色をしているが、結び目をはずして水洗いするときれいな藍色に染まったハンカチが完成。
それぞれ結び目を固く結んだり、結ぶ場所や数を変えたりするなど、思い思いのパターンで制作。絞りの柄や位置、大きさの違うオリジナルのハンカチが完成した。小学2年生の松重舞子ちゃんは「(藍液の中で)混ぜて色をつけたのが楽しかった。かわいくできたのでまたやりたい」と仕上がりに満足した様子。
同工房では1カ月に1回程度、体験イベントを開催予定。10月にはろうけつ染めの体験イベントを予定する。
営業時間は11時~16時。