ジャパンラグビートップチャレンジリーグの近鉄ライナーズが4月1日、2019年度新加入選手とスタッフを発表した。
1929(昭和4)年創部。昨季はトップチャレンジリーグ3位に終わり、創部90周年の節目をトップリーグで迎えることはかなわなかった。
今季の新加入選手は8人。国内からの移籍選手では、SO/FB正面健司選手が加入。東海大仰星高校(現・東海大大阪仰星高校)から同志社大学に進み、トヨタ自動車ヴェルブリッツを経て2009年に神戸製鋼コベルコスティーラーズに入団。昨季まで同チームでプレーした。日本代表キャップ2。ゼネラルマネジャーの飯泉景弘さんは「安定したプレーとスピードで即戦力として期待している」と話す。
新卒選手5人は「中長期的な観点から各ポジションを補強した」と言い、HO金子惠一選手(中央大学)は、ジュニア・ジャパン、U20、高校日本代表、WTB高野蓮選手(同志社大学)は、U20、高校日本代表、PR三竹康太選手(立命館大学)は、ジュニア・ジャパン、高校日本代表と、各カテゴリーの日本代表に選出された実力者。LO/FL菅原貴人選手は(帝京大学)はセブンズの経験があり、佐原慧大選手(愛知学院大学)は昨シーズン、SHとしてチームをけん引した。
外国人選手では、CTBパスカル・ダン選手とWTB/FBジョシュア・ノーラ選手を獲得。「パスカル・ダンはフィジカルが強く、ジョシュア・ノーラはスピードと決定力がある」と飯泉さん。
新スタッフも同時に発表され、「BKコーチに日本での経験が豊富なショーン・ヘッジャーを招き、複層的なアタックを期待。アシスタントコーチに昨年まで選手を兼任していた重光泰昌を配置し、より選手に近い視点でコーチングを行っていく」と話す。