自家焙煎(ばいせん)コーヒー専門店「プエンテコーヒー」(東大阪市西石切町1、TEL 072-929-9882)とサッカーJFLのFC大阪がコラボしたブレンドコーヒー「MACOFFEE(マコーヒー)」が完成した。
FC大阪オフィシャルパートナーの同店では、同クラブのファンに店を知ってもらい、店の利用客には東大阪にJリーグを目指すチームがあることを知ってもらおうと、同クラブオリジナルドリップバッグ(200円)を販売。今回は、「川西選手にこの味が好きだ、この味をサポーターに飲んでもらいたいというブレンドを作ってもらおう」と、FW川西誠選手自身がブレンドする商品を企画した。
4月2日に来店した川西選手は「コーヒーはすごく好きだけど詳しくないので今日は楽しみにしてきた」と話し、店主の田中清高さんの指導の下、コーヒーの香りと味をテイスティングするカッピングを体験。店内にはブレンドの素材となる6種類の豆を用意し、それぞれの香りと味わいを確認した。
その後は、気に入ったコーヒー数種類を好きな割合でブレンドして飲み比べ。何パターンも試した結果、エチオピア・イルガチェフェ地方の伝統的な手法で作られたものと、コロンビアのサン・アグスティンエリアの小規模生産者が手掛ける伝統品種のブレンドに決めた。
商品名の「MACOFFEE」は、川西選手のニックネーム「マコ」と「コーヒー」の造語で、同クラブの新入社員も含めて意見を出し合い決めたという。パッケージデザインは2種類で、1つはプレーする川西選手の画像を使ったもの、もう1つはコーヒーを入れる画像を採用し、川西選手がSNSに投稿する際に付ける「#人生悔いなく」を入れた。
後日、川西選手は「話をいただいた時はうれしさとともに、いわゆるにわかファン的な人間がオリジナルブレンドを作っていいのか、うまく作れるのか不安もあった。田中さんにコーヒーのことを一から教えていただき、理解した上で何度も試飲を繰り返し、ようやく最高の一杯ができた」と振り返る。「後味がスッキリとした飲みやすい一杯に仕上がったので、ぜひ味わってもらいたい」と自信を見せる。
同商品は、4月14日に万博記念競技場(吹田市)で行われるラインメール青森戦の試合会場で販売を開始。100パック限定。ドリップバッグは、ホームゲームの試合会場、同店、同クラブ東大阪オフィス(長堂1)で販売。価格は1パック250円。同店と試合会場では豆(250グラム=1,890円)の販売も行う。