花園中央公園多目的芝生広場(東大阪市松原南1)で5月18日、小学校低学年を対象にした初心者向け体験型スポーツイベントが開かれた。
ワールドマスターズゲームズ2021関西の機運醸成のため、関西広域連合では大会の開催月に当たる5月を「関西スポーツ月間」、開会式を開催する5月14日を「関西スポーツの日」に制定。東大阪市では、市とスポーツを通じたまちづくりに関する連携協定を結ぶエスエスケイ(大阪市)の呼び掛けで、さまざまな競技の選手らから指導を受けられるイベントを開催した。
イベント開始前に行われたセレモニーで、野田義和東大阪市長は「東大阪はラグビーだけじゃなく、たくさんのスポーツを身近に感じてもらおうと取り組んでいる。スポーツのある生活がこんなに豊かなんだと体感してもらいたい」とあいさつ。陸上を指導する大阪ガスの朝原宣治さんは「いろいろな種目を体験することは子どもにとっていいこと。短い時間だがいっぱい持ち帰ってほしい」と話し、イベントがスタートした。
イベントには、事前募集した小学生とその保護者、当日参加を合わせ約400人が参加。Aコースはオリックス・バファローズが指導する野球、大阪ラヴィッツのハンドボール、FC大阪のサッカー、Bコースは朝原さんの陸上、06ブルズの野球、近鉄ライナーズのラグビーをそれぞれ体験するもので、子どもたちは1競技につき30分ずつ挑戦し、目いっぱい体を動かし楽しんだ。
小学1年の男児と参加した父親は「一日でいろいろなスポーツが体験でき、プロの選手と交流できるので参加した。息子が習っているのは水泳で、そのほかの競技はテレビで見るだけでするのは初めて。(息子を見ていると)楽しそうなので、これから始めたいものがあったらしてほしい」と笑顔で見守った。