「ふるさと怪談トークライブ in 東大阪」が8月10日、大阪府立中央図書館ホール「ライティホール」(東大阪市荒本北、TEL 06-6745-0170)で開かれる。
ふるさと怪談トークライブは、東北で怪談文芸復興を目指し2010(平成22)年に立ち上がった「みちのく怪談プロジェクト」の母体である出版社「荒蝦夷(あらえみし)」(仙台市)の被災に際し、同社と交流のあった怪談作家や出版関係者有志が始めたチャリティイベント。全国各地で「ふるさと怪談」をテーマとするトークライブを開き、入場料全額を同プロジェクトの活動資金として寄付してきた。2016(平成28)年度からは、東日本大震災復興支援NPO団体「こどもの村東北」に寄付している。
同イベントに先駆け、現在、800字以内の東大阪に関連する怪談「東大阪てのひら怪談」を募集。東大阪の土地にまつわる話や東大阪を舞台とする話、東大阪にゆかりのある人物や文学作品、歴史上の事件などを題材に、怖い話や不思議な話、奇妙な話など広義の怪談を募集する。締め切りは6月30日。
イベントは、怪談専門誌「幽」編集顧問の東雅夫さんやライター・エディターの門賀美央子さん、「てのひら怪談」シリーズなどに執筆参加する作家の田辺青蛙(せいあ)さん、ミステリー作家として知られる近藤史恵さんが出演し、怪談トークなど4部構成で展開する。当日は、東大阪てのひら怪談の受賞作発表と朗読も行う。
同館指定管理者事業担当の山下和晃さんは「怖い話や不思議な体験など、見たり聞いたりしたことはありますか? 市内の学校の怪奇現象や図書館での奇妙な体験など、東大阪に関連していれば実話や創作何でもあり。字数が少ないので気軽に挑戦してほしい」と呼び掛ける。
13時開場、14時開演。入場料500円。予約は同館ウェブサイトなどで受け付ける。