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東大阪市庁舎で歴史と魅力伝えるパネル展 市制50周年記念事業

東大阪市発足時の写真などを展示

東大阪市発足時の写真などを展示

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 東大阪市役所本庁舎22階市民ギャラリーで9月20日、市制施行50周年記念事業「東大阪をもっともっと好きになる 古文書が語る東大阪の歴史と魅力」プレパネル展が始まった。

江戸時代の往来手形について解説するパネル

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 東大阪市は1967(昭和42)年2月1日、布施市、河内市、枚岡市の3市が合併し、人口45万人、全国で15番目の人口規模を持つ新都市として発足。郷土の歴史探求のため古文書など史料の調査・整理を進める市史資料室では、古文書や東大阪の歴史を題材に、甲南大学「歴史文化研究センター」とともに市の魅力について考える歴史講座を企画。プレ企画として、布施市、河内市、枚岡市時代の写真や古文書の解説パネルを展示する。

 ギャラリーでは、江戸時代に庶民が四国巡礼に行く際に携帯した往来手形や、1763年の土地の売買証文、庄屋任命書・請書などの古文書をパネルで紹介し、内容のポイントや文章の書き方を解説。現在の婚姻届にあたる「送り一札之事」や女性が書いた手紙を用いたパネルでは、当時の戸籍管理についての解説や女性と男性との文字や言葉遣いの違いなどをまとめた。

 同展ではフロアの壁面4面を使い、「まちの風景・人々の様子」「建造物・工作物・公共施設」「農産業」「行事やイベント」の4つのテーマで、布施市、河内市、枚岡市の時代を中心とした約60枚の写真を展示。南側の展望ロビーでは3市それぞれのコーナーを設け、現在の市内の風景を眺めながら各市の概略や街、産業の様子を知ることができる。

 9月22日・23日には11時からと13時からの2回、展示解説をするギャラリートークを行う。

 開催時間は9時~17時(フロアへの入場は23時まで可能)。今月27日まで。歴史講座の申し込みはすべて定員に達したため終了。

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