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鴻池新田会所で「むかしの道具いろいろ」 江戸時代の嫁入り籠など60点

江戸~昭和の道具を展示

江戸~昭和の道具を展示

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 国指定史跡・重要文化財の鴻池新田会所(東大阪市鴻池元町、TEL 06-6745-6409)乾蔵で1月10日、鴻池家寄贈民具展「むかしの道具いろいろ」が始まった。

「五榜の掲示」の高札

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  江戸時代の豪商・鴻池家と鴻池新田会所で江戸時代の終わりごろから昭和までに使われた道具を展示するもので、地域の小学3年生が3学期に学ぶ社会の授業の内容に合わせ毎年開催。一般の見学も可能で、大人も楽しめる内容になっている。

 会場には約50年前~150年前の民具約60点を展示。今年の展示では、明治政府が国民に出した最初の禁止令「五榜(ごぼう)の掲示」の一つで、キリスト教や人を惑わすような宗教を禁じると書かれた1868(明治1)年の高札(こうさつ)や、明治時代に同会所にあった鴻池銀行の印半纏(しるしばんてん)などが追加された。

 展示物は、江戸~明治時代のてんびんばかり、古銭、嫁入り籠、人力車、大正時代の電話機・電話交換機や写真機、腰掛け式体重計、ガラス乾板写真、1920年代に作られた米・コロンビア社製の蓄音機、早川金属工業研究所(現・シャープ)製の昭和初期のラジオとアンテナなど。会所では両替商もしていたといい、竿ばかりや分銅などの両替道具も展示する。

 開館時間は10時~16時。入館料は、大人=300円、小・中学生=200円。月曜、祝日の翌日休館。2月28日まで。

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