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東大阪市民美術センターで「陶と花のマリアージュ」展 花博出品作品に生け花

陶芸作品に花を生けて展示

陶芸作品に花を生けて展示

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 東大阪市民美術センター(東大阪市吉田6、TEL 072-964-1313)で5月18日、特別展「陶と花のマリアージュ展~花博いちょう館出品作品といけばな」が始まった。

花を生けて展示

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 1990年に大阪で開催された「国際花と緑の博覧会」(通称「花博」)で大阪府が出展した「いちょう館」では、「伝統と創造のアーティスト展」として現代日本の陶芸作品90点を展示。大阪府花道家協会の各流派の華道家が陶磁器に花を生けて展示した。当時展示した陶芸作品は現在、大阪府20世紀美術コレクションとして府が所蔵している。

 同展は、2025年の大阪万博誘致が話題となる中、「万博というものが何なのか知ってもらうきっかけになれば」と企画。28年前の試みと同じように、東大阪市茶花道協会会員が花博出品作品に花を生けて展示するもので、展示点数は80点。会員が好きな花器を選んで生けるため、会期中に花が生けられる花器や花の内容が変わる。作品は九谷や有田、備前、信楽など主だった地域の陶芸作品がそろっており、重要無形文化財や文化勲章受章者の作品を間近で楽しむことができる。

 大阪府府民文化部文化・スポーツ室研究員の中塚宏行さんは「陶芸作品は焼き物だけで鑑賞することもあるが、花を生けて見せることによって本来の姿が楽しめる」と話す。

 5月27日、6月10日・17日の11時~15時には、同館1階に茶席を設ける。定員は各日先着100人。料金は400円。会期中の金曜・土曜の14時からは、蓄音機によるSPレコードミニコンサートを開く。1階では、陶器関連のイベントとして、信楽焼の4人の作家作品の展示販売を行う。

 開館時間は10時~17時。月曜休館。入場料500円(中学生以下、65歳以上、障害者手帳持参の場合は無料)。6月17日まで。

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