大阪府内において公社賃貸住宅SMALIO(スマリオ)を提供する大阪府住宅供給公社(本社:大阪市中央区、理事長:山本 讓、以下「公社」)は、2025年度の事業計画を策定し、本日公表しました。
今年度は、本計画に基づき、フェアハウジング(入居拒否しない住宅)の推進、アフォーダブル住宅(低廉な家賃と質の良さを兼ね備えた住宅)の供給や少子高齢化、多様化する住宅ニーズ、コミュニティ活性化など社会的課題の解決に向けた取り組みを行っていきます。また、DXを推進し、入居者サービスの向上や業務の効率化を図ります。
事業を取り巻く環境は建築費や修繕費の高騰、借入金利の上昇、少子高齢化、人口減少など、引き続き厳しいことが予想されますが、このような社会環境の変化にも柔軟かつ適切に対応し、中期経営計画(令和4年度~令和13年度)に掲げる目標の達成に向けて、進捗状況の確認や検証を行い、見直しに向けた検討を行います。
▽「2025年度 事業計画」はこちらからご覧いただけます。
https://www.osaka-kousha.or.jp/x-info/pdf/r7-jigyo_keikaku.pdf
今後も大阪府の住宅政策の課題に即した事業を展開する役割を担うとともに、収益の向上や借入金残高の縮減といった経営・財務基盤の強化に努め、持続的で安定した経営を行ってまいります。
■2025年度の主な取り組み
◆建替等事業(事業計画P6・P8)
みのお・B・C団地(箕面市)、金岡東・B団地(堺市北区)では、建設工事の発注を行い、環境問題への配慮や快適な居住空間を実現し、安心して住み続けることのできる住宅の供給に取り組みます。井口堂・B団地(池田市)では、建替事業者の選定・実施設計を行います。
▲井口堂・B団地
◆ニュータウンの再生・活性化(事業計画P4~P6)
・茶山台団地(堺市南区)16棟を事業提案競技にて選定した民間事業者と連携して既存建物を一体的に活用し、マスターリース方式による貸付を行い、多様な住宅や子育て・高齢者支援施設等の多世代交流ができる新たな施設導入に向けて取り組みます。
▲茶山台団地16棟
▲香里三井団地集会所の改修イメージ
・香里三井団地(寝屋川市)では、高齢化が進む地域のコミュニティ活性化と次世代を育むまちづくりの実現に向けて、寝屋川市・大阪電気通信大学と連携した団地再生の取り組み『ニコニコのデザイン』プロジェクトを引き続き展開します。国土交通省の「人生100年時代を支える住まい環境整備モデル事業」の補助金を活用し、既存集会所の改修によるコミュニティ活動の拠点整備に向けて具体的な設計を行います。
◆耐震化の推進(事業計画P7・P23)
原山台B団地(堺市南区)の第2期耐震改修工事については年度内の完了に向け実施しており、これにより耐震化率が96.3%となり、2025年度末の目標である95%を達成する見込みです。
赤坂台団地(堺市南区)では、耐震改修工事に着手します。
▲赤坂台団地(現況)
◆管理業務のオンライン化による入居者サービスの向上
(事業計画P12)
入居者専用アプリの導入により管理業務のオンライン化に取り組みます。入居者のお問い合わせ・申請手続きの負担軽減や、入居者特典、公社からのお知らせをタイムリーに届けることによるコミュニケーション強化により、入居者サービスの向上を図ります。
◆大阪府住宅供給公社概要
代表者:理事長 山本 讓
所在地:大阪市中央区今橋2丁目3番21号
事業内容 :公社賃貸住宅SMALIO(スマリオ)等の管理・運営事業
公社WEBサイト:https://www.osaka-kousha.or.jp/