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東大阪・旧河澄家で「石切さんの祭礼展」 資料で祭礼の歴史振り返る

芝の布団太鼓の100分の1スケール模型

芝の布団太鼓の100分の1スケール模型

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 東大阪市指定文化財の旧河澄家(東大阪市日下町7、TEL 072-984-1640)で10月6日、特別展示「石切さんの祭礼展」が始まった。

日下の布団太鼓で使われていたちょうちん幕

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 春・夏・秋に大祭が行われる石切劔箭神社の秋季大祭に合わせて開く同展示。植附(うえつけ)、日下(くさか)、芝、辻子(ずし)の4つの氏子地区や同館で保存する祭礼にまつわる写真や資料を展示する。

 入口近くには各氏子地区の法被を展示し、同館のある日下地区の布団太鼓巡行のDVDを上映。座敷では、布団太鼓の写真を地区ごとに展示する。写真は昭和20年代ごろのものもあり、現在も使われている最も古い明治中期以降に製作された日下地区布団太鼓の写真や、かつて存在しただんじりの写真なども展示する。

 明治から大正にかけて作られたと見られる、以前使われていたちょうちん幕や、河澄家にあった神札、芝地区が2008年に布団太鼓を新調した際に作った100分の1スケールの模型、夏季大祭に使用する大幣(おおへい)の製作過程を紹介するパネルなども展示。

 「石切さんのお祭りに焦点を当てた展示はこれまでなかった。これを機会に地元の人にも祭りに来る人にももっと祭礼について知ってもらえたら」と学芸員の橋本拓也さん。

 開館時間は9時30分~16時30分。月曜休館。入館無料。今月25日まで。

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