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東大阪・エップヤーンの「亜麻色雑貨店」にレディースアパレル

筒井利彦さんと吉備聡子さん

筒井利彦さんと吉備聡子さん

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 ニット糸メーカー「エップヤーン」(東大阪市菱江2、TEL 072-968-8615)が6月20日、手芸糸を中心に販売する自社ブランド「亜麻色雑貨店」でレディースアパレル商品の販売を始めた。

「東大阪繊維研究所 works & store」内の「亜麻色雑貨店」コーナーに並ぶレディースアパレル商品

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 糸のねじれを制御する「ゼロトルク撚糸(ねんし)」の技術による自社の糸を使って作るTシャツブランド「東大阪繊維研究所」を立ち上げていた同社。昨年末、テレビ番組で紹介され、「来店した多くの人からレディースはないのかと尋ねられた」と社長の筒井利彦さん。「主に40代・50代の男性を格好良く見せることを主眼において商品企画をしている同ブランドでレディース商品を販売するのは無理があり、手芸糸からスタートして雑貨などに拡張していく予定だった『亜麻色雑貨店』の商品にレディスーアパレルを加えた」と話す。

 6月20日に販売を開始したのは、「インド超長綿半袖Tシャツ」(9,350円)。同研究所のTシャツと同じ生地を使う。商品企画担当者の吉備聡子さんは「メンズにも女性が着られるSSサイズはあったが、型紙を女性用に作り直した。幅は少しゆったりめにして二の腕は隠れる丈にし、裾に麻の花をイメージしたブランドネームのリネンレーステープをあしらった」と話す。3色展開で、サイズは2・3の2サイズ。

 6月28日には、「リネンコットンプレーティングTシャツ」(1万9,800円)の販売も開始。カラーは6色展開でサイズは1・2の2サイズ。表側がリネンで内側がコットンになるように編んだ生地を使う。「見た目はニットだがカットソーの造り。目を詰めて、きれいめカジュアルに仕上げた」と吉備さん。筒井さんは「アパレル業界では主にセーター用途のリネンでカットソーを作るのがいいと思った。デザインは外部のデザイナーが監修し、造りは自社のノウハウを生かすことでかなりいい物ができた」と自信をのぞかせる。

 「亜麻色雑貨店」「東大阪繊維研究所 works & store」オンラインストア、「東大阪繊維研究所 works & store」直営店で販売。直営店の営業時間は10時~19時。土曜は隔週営業、日曜・祝日定休。

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