NTTジャパンラグビーリーグワンの花園近鉄ライナーズ(以下、ライナーズ)が12月11日、ホストエリアである東大阪市を訪問し、野田義和市長に2024-25シーズンへの意気込みを語った。
昨季は入れ替え戦で浦安D-Rocksに敗れ、今季はディビジョン2で戦うライナーズ。近鉄グループホールディングスラグビー事業部部長の駒喜多学さんは「残念ながらディビジョン2に落ちてしまったが、6月にラグビー事業部が新設され、さらなる強化発展に向けて会社としても全力を挙げて取り組んでいこうとしている。コーチもそうだが、選手も大幅に補強し、今回は圧倒的な力でディビジョン1に駆け上がるということを目標に取り組んでいる。ラグビーのまちにふさわしい姿を見せていきたい」とあいさつした。
野田市長は「昨シーズンは本当に残念だったが、勝負なので勝ちもあるし、負けもある。今シーズン、まずは(ディビジョン1に)上がっていただき、さらにまた次のシーズンにそこから飛躍してほしいと期待している。ライナーズは、チーム名に花園という私たちのシンボリックな冠があるので、市を挙げて、一人でも多く花園に足を運んでいただくように私たちも努めていきたい」と激励した。
向井昭吾ヘッドコーチは「けが人も復帰して、徐々にチーム力がアップしているという状況。ボールを動かしてトライを取るというところを念頭にチームを作っているという部分と、ディフェンスでも点を取られないというのを目標にしているので、そこを見ていただければ。必ず優勝して、ディビジョン2でしっかり差のあるようなゲーム展開にして、なおかつ、ディビジョン1に上がってそこで入れ替え戦にいかないようなチーム作りをしていく」と意気込む。
今季キャプテンを務めるパトリック・タファ選手は「個人としては、言葉よりもアクションを通してチームを引っ張っていきたいと考えてやってきたし、シーズン中もしっかりと激しいプレーを見せ、ディビジョン2をしっかりと支配して結果を残していきたい。チームとしても今年、すごく情熱を持ってラグビーに取り組んできており、ファンの皆さんに対しても情熱を持って接し、私たちのパフォーマンスを通してインスピレーションを皆さんに与えていきたい。多くの方にスタジアムに来ていただき、一緒に試合をしていただいて、みんなで一緒にディビジョン1に戻れたら」と話す。
今シーズンの開幕戦は12月21日、東大阪市花園ラグビー場(東大阪市松原南1)で豊田自動織機シャトルズ愛知と対戦する。14時30分キックオフ。