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大阪樟蔭女子大学、被服学科を「化粧ファッション学科」に名称変更

昨年行われた被服学科のライブパフォーマンスの様子

昨年行われた被服学科のライブパフォーマンスの様子

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 大阪樟蔭女子大学(東大阪市菱屋西4)は4月1日、「学芸学部 被服学科」の名称を「学芸学部 化粧ファッション学科」に変更した。

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 1949(昭和24)年の開学と同時に開設した同大学の被服学科。現在は被服・化粧・美容の3領域をトータルに学ぶことができる学科として、服飾美学、被服構成学、被服材料学、化粧心理学、メークデザイン、化粧科学、美容学などからなる研究室を配置し、教育・研究に取り組んでいる。学びの範囲が広がったことから学科名称変更に至った。

 被服・化粧・美容の3領域でファッションをトータルに学ぶことができるのは、国内の4年制大学では同大が唯一で、専門学校などで3領域をそろえる学校はあるが各コースでの専攻となる。同学科は、ものづくりやビジネス、文化芸術、福祉、生活などの幅広い領域で構成しており、化粧・美容の技術習得だけではなく化粧品基礎科学の授業があるなど、科学的な領域を重視した授業も行う。抗がん剤治療を受ける人への外観支援や高齢者のQOL向上を目的とした化粧・美容技術の活用など、医療や福祉への応用を目指した教育にも力を入れる。コースは、被服学専攻、化粧学専攻化粧文化コース、化粧学専攻美容コースの3つ。

 2014年度の就職決定率は92.6%。卒業生はアパレルメーカーや美容メーカー、ヘアメークアーティスト、スタイリスト、ブライダル業界などの道に進んでいるという。

 同大担当者は「今後はアパレル生産実習やファッションビジネス、美容福祉などを強化したい」と話す。

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