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若江岩田の「酒のにしだ」、東大阪産の酒米使う日本酒販売 今年は2商品

「酒のにしだ」の西田祥一さん

「酒のにしだ」の西田祥一さん

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 近鉄奈良線若江岩田駅近くの酒販店「酒のにしだ」(東大阪市岩田町5、TEL 072-963-3111)が現在、東大阪産の酒米を使った日本酒2商品を販売している。

「しょうのさと 北シリーズ 辛口純米生原酒 東大阪産山田錦」と「同 特別純米酒 東大阪産雄町」

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 同店では、東大阪産山田錦を100%使い、北庄司酒造店(泉佐野市)が製造する「しょうのさと 北シリーズ 辛口純米生原酒 東大阪産山田錦」を2021年から販売している。西田祥一さんによると、スッキリとした超辛口の中に柔らかな甘みとコクが感じられるのが特徴といい、アルコール度数は17.9度と一般的な日本酒と比べて高いという。同店では、表ラベルに東大阪市マスコットキャラクター「トライくん」、裏ラベルには花園ラグビー場のロゴマークを配したオリジナルラベルで販売しており、東大阪市のふるさと納税返礼品にも採用されている。

 今年はシリーズ第2弾商品として、東大阪産雄町を原料とする「しょうのさと 北シリーズ 特別純米酒 東大阪産雄町」がラインアップに加わった。「雄町は人気の品種だが扱いが難しいとされ、北庄司酒造が雄町の日本酒を製造したのは初めて。やや辛口で米の味がするタイプ」と西田さん。アルコール度数は16度。「東大阪産山田錦」同様、オリジナルラベルで販売する。昨年秋に収穫した酒米を使い、今年2月には西田さんと摂南大学農学部(枚方市)の学生が酒蔵を訪れ、仕込み作業を体験した。店頭には4月5日から両商品を並べている。

 西田さんは「今年は2種類になったので飲み比べができる。日本酒を買って家で飲む人が少なくなっているが、外で飲む人はおり、扱っている近隣の飲食店数軒では結構動きがある。東大阪市内の飲食店での取り扱いがもっと増えたら。今は要冷蔵の原酒だけだが常温の需要があり、夏前には火入れして常温保存できるものが入ってくる。手土産にも利用してほしい」と話す。

 価格は、「東大阪産山田錦」720ミリリットル=1,815円、1800ミリリットル=3,630円、「東大阪産雄町」720ミリリットル=1,925円、1800ミリリットル=3,850円。

 営業時間は10時~21時。月曜定休、5月6日休み。

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