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ピアニストの南杏佳さんが東大阪市役所訪問 関西フィル演奏会に参加

ピアニストの南杏佳さん(左)と野田義和東大阪市長

ピアニストの南杏佳さん(左)と野田義和東大阪市長

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 8月31日の「関西フィルハーモニー管弦楽団東大阪特別演奏会」にソリストとして参加するピアニストの南杏佳さんが6月9日、東大阪市役所を訪問した。

野田市長と歓談する南杏佳さん

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 南さんは堺市出身。大阪府立夕陽丘高校、京都市立芸術大学音楽学部ピアノ専攻を卒業後、ボストン音楽院で修士課程、Graduate Performance Diploma課程を修了した。昨年行われた第48回「ピティナ・ピアノコンペティション特級」では、グランプリに輝いた。現在は米・ボストン在住だが、昨夏グランプリを受賞してからは日本各地の演奏会に出演し、主に国内で活動しているという。

 関西フィルハーモニー管弦楽団は、東大阪市と2015(平成27)年に「文化芸術のまち推進協定」を締結。東大阪市文化創造館(東大阪市御厨南2)での演奏会や市内小学生向けの音楽鑑賞会を開催するなど、地域に根差し活動している。同楽団総監督・主席指揮者の藤岡幸夫さんは、東大阪市文化創造館大ホールの設計にも携わった。

 東大阪市文化創造館の設計やピアノの選定について、野田義和東大阪市長から話を聞いた南さんは「多くの演奏家が、また戻ってきたい、また弾きたいという話で、きっと素晴らしい響きだと思うので、リストのオープニングをどう弾こうかなと考えながら(市長の)話を聞いていた。めちゃくちゃ楽しみ」と話す。

 関西フィルとの共演については「関西出身者には憧れのフィルハーモニー交響楽団なので、お話をいただいた時は飛び跳ねるくらいうれしかった」と振り返った南さんは「リストは、きらびやかで華やかで超絶技巧でという部分を見られがちだが、彼の音楽を聴くととても人間味にあふれていて、音楽に対して実直で素直で、根底にある温かさにほれ込んでリストの多くの作品を勉強させてもらっている。私が好きなリストの人間味と温かさを、きちんとお客さまに伝えることができれば」と意気込む。市長との歓談後は、市役所本庁舎22階の「sorairo piano(そらいろピアノ)」で、「ティコ・ティコ・ノ・フバ」と市長がリクエストした「渚(なぎさ)のアデリーヌ」を披露した。

 8月31日に東大阪市文化創造館で行われる「関西フィルハーモニー管弦楽団東大阪特別演奏会」の曲目は、グリンカ・歌劇「ルスランとリュドミラ」序曲、リスト・ピアノ協奏曲第1番変ホ長調、チャイコフスキー・交響曲第6番 ロ短調 作品74「悲愴」。15時開演。

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