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八戸ノ里のファミーユが「パティスリーウィーク」参加 今年はサントノレ

「ケーキとチョコレートの店 ファミーユ」店主の阿部文子さん

「ケーキとチョコレートの店 ファミーユ」店主の阿部文子さん

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 近鉄奈良線八戸ノ里駅近くの「ケーキとチョコレートの店 ファミーユ」(東大阪市下小阪5、TEL 06-6725-7710)が現在、「ダイナースクラブ フランス パティスリーウィーク2025」に参加している。

「プラリネと梅、ミルクチョコのサントノレ」

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 「ダイナースクラブ フランス パティスリーウィーク」は、2021年に始まったスイーツの祭典。毎年全国から洋菓子店やホテルが参加し、その年のテーマに沿ったオリジナル菓子を考案して7月の1カ月間、それぞれの店で販売する。昨年は、北海道から沖縄まで290店が参加し、合計約7万人が参加店に来店した。

 今年のテーマスイーツは、フランスの伝統菓子「サントノレ」で、過去最高の310店が参加。サントノレは、19世紀にパリのサントノーレ通りにあるパティスリー「シブースト」で誕生したとされる菓子で、円形のパイ生地の上にクリームを絞り、キャラメルでコーティングしたミニシュークリームを飾る。公爵の王冠をイメージした見た目で、フランスでは特別な日に食べる菓子として親しまれている。

 「ファミーユ」が同イベントに参加するのは4回目。今年は「プラリネと梅、ミルクチョコのサントノレ」(594円)を販売する。パイ生地の上に、アーモンドとヘーゼルナッツのプラリネとミルクチョコレートを合わせたクリームを絞り、外にはカスタードクリームの入ったミニシュークリーム、プラリネと生クリームを合わせたクリームをのせ、フランスの砂糖菓子をアレンジした梅のパート ド フリュイ、梅のコンフィチュール、アーモンドをキャラメルで固めたヌガティーヌをトッピングする。

 店主の阿部文子さんは「香ばしいプラリネ、バターの効いたパイ生地、シュー皮といったフランスらしい素材を、梅のコンフィチュールがアクセントとなって全体を引き立て、ミルクチョコでまとめている。フランス菓子に梅を使うことはないが、たまたまいただいた梅を完熟させたところ芳醇(ほうじゅん)な香りがしたので使ってみようと思った。フランスではオレンジやモモなどフルーツの香りと酸味を足すことが多く、せっかくのイベントなのでフランスの伝統菓子らしい組み合わせに日本らしい素材の梅を使ってみた。フランス菓子を作る者として、伝統菓子を作れるのはうれしい」と話す。

 営業時間は10時30分~19時。月曜・火曜定休。7月31日まで。

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