
ディビジョン1への復帰を目指す花園近鉄ライナーズが9月26日、東大阪市花園ラグビー場(東大阪市松原南1)から「あべのハルカス」(大阪市)まで決起ウオークを行った。
ジャパンラグビーリーグワン・ディビジョン2の同チーム。昨季はリーグ戦を2位で終え、ディビジョン1との入替戦に臨んだが2連敗し、1年での復帰とはならなかった。今季は、前コーチングコーディネーターの太田春樹さんが新監督に就任し、新体制で挑む。「決起ウォーク in あべのハルカス」はディビジョン1復帰を目指し、選手・スタッフの結束力向上のためのチームビルディングとして企画した。
当日は、選手とスタッフ合わせ約80人が参加。東大阪市花園ラグビー場で1時間ほど練習した後、ミニチームに分かれて花園ラグビー場を出発し、約13キロ先にある高さ300メートルの超高層複合ビル「あべのハルカス」まで長距離歩行を行った。約3時間かけて同ビルに着いた後は、約1600段の階段を上ってヘリポートにたどり着き、最後は部歌で締めくくった。
企画の意図について太田新監督は「近鉄のシンボルであるハルカスに上りたいというメッセージをチームに出し、私たちも近鉄を代表するシンボルチームとして誇りあるチームを作り上げるという覚悟をしようと上ってきた。あとは高みを目指すというところ」と話す。
参加した木村朋也選手は「結構しんどかったが上り切った後はすがすがしい気持ちで、すごい景色も見られたし、みんなと一致団結できたと感じている。昨年は悔しい結果に終わったが、今年は例年にないくらいハードな練習を積み重ねてこられているので、自信を持って取り組み、必ずディビジョン2優勝、ディビジョン1に昇格したい」と意気込む。