見る・遊ぶ

東大阪・枚岡出身ヒップホップユニット「日月」がMV公開 枚岡神社で撮影

(左から)ヒップホップユニット「日月(ひつき)」の「AKIO BEATS」さんとCHIRAWさん

(左から)ヒップホップユニット「日月(ひつき)」の「AKIO BEATS」さんとCHIRAWさん

  • 4

  •  

 東大阪・枚岡(ひらおか)出身の2人組ヒップホップユニット「日月(ひつき)」の楽曲「しずく」のミュージックビデオ(以下、MV)が9月15日、ユーチューブで公開された。

[広告]

 プロデューサー、トラックメーカー、作曲家、DJの「AKIO BEATS」さんと作詞・歌担当のCHIRAW(チロー)さんによる同ユニット。枚岡中学校の同級生という2人は遠縁の親戚同士。高校時代から友人と3人でバンドを組んで活動していたが、20歳の時に解散した。AKIO BEATSさんはそのまま音楽の道に進み、CHIRAWさんは会社に勤めながら趣味で音楽を続けていた。

 地元の枚岡神社(東大阪市出雲井町)で毎年開かれるイベント「河内おいしいもん市」のステージにAKIO BEATSさんが出演する際に、CHIRAWさんがホストMCを務めることが何年か続き、2023年に2人でユニット「日月」を結成。昨年の同イベントで新曲「しずく」を初披露した。

 「しずく」は、枚岡神社と同神社の秋の収穫感謝祭「秋郷祭」をテーマにした楽曲。曲を担当したAKIO BEATSさんは「小さい頃から太鼓台を担ぎ、青年団にも入り、祭りで育ってきたので、神社と祭りに対して熱い気持ちがあった。ビートはふとん太鼓の揺れるリズム、テンポ感を生かして作り、太鼓の音や掛け声を入れたかったので、それに合う曲調をイメージして作った」と振り返る。作詞したCHIRAWさんは「今も額田太鼓台保存会に在籍し、毎年祭りでふとん太鼓を担いでいる。AKIOからビートをもらい、風景や街、神社とメロディーラインがリンクしていたので、浮かんだ風景を書き、韻を踏みながらストーリーを描いた」と話す。

 昨年の秋郷祭の日には、AKIO BEATSさんがMV用に祭りを撮影した。「昔から枚岡祭り(秋郷祭)を経験しているので、どのシーンがきれいで、どこまで近づいて撮影できるかも分かる。祭り以外のシーンは同じ時期に撮りたかったので、祭りの翌週に境内などで撮影した」とAKIO BEATSさん。「映っているふとん太鼓は額田の太鼓。豪華絢爛な彫り物や幕など、迫力を感じてもらえたら」とも。

 CHIRAWさんは「枚岡神社は神秘的な神社。歌詞に『この村の心の臓と知った場所』とあるが、心臓っぽいと思い、導かれて癒やされて帰る、そんな空気感が伝わればと書いた。音楽を通じて、枚岡神社と枚岡祭りを知ってもらいたい。たくさんのふとん太鼓が出るので海外の人にも見てもらいたい。年々、担ぎ手も少なくなっているので、若い子たちにもユーチューブを見てもらって、担いでみようかなと思ってもらえたら」と話す。

  • はてなブックマークに追加

ピックアップ

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース