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東大阪でオープンファクトリー「こーばへ行こう!」 49カ所で工場見学など

ものづくり拠点「マチCOBAの駅」オープニングイベントの様子

ものづくり拠点「マチCOBAの駅」オープニングイベントの様子

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 東大阪市内の工場を一般開放し、ものづくりへの興味・関心を深めてもらおうとするイベント「オープンファクトリー こーばへ行こう!」が11月7日・8日と14日・15日、開催される。

ものづくり拠点「マチCOBAの駅」がオープンした

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 日頃見ることができない工場を開放し、来訪者に東大阪のものづくりを体感してもらおうと、2018(平成30)年から行っている同イベント。1回目は盛光SCM(東大阪市岸田堂西2)1社で行い、714人が参加。年々参加企業が増え、昨年は西エリア・東エリアに分かれて計48カ所の事業所が参加し、各エリア2日間の開催で延べ1万人以上が来場した。同イベント実行委員会事務局によると、来場者が1万人を超えたのは昨年が初めてという。

 9回目となる今年も2週に分けて企画し、11月7日・8日は西エリア19カ所、11月14日・15日は東エリア30カ所で開催し、それぞれが工場見学やワークショップ、ゲーム、マルシェなどを展開する。今年のテーマは「モノづくりの音が聞こえる町、東大阪」で、「工場から聞こえる音は騒音ではなく、音の向こうに職人の技がある。どんな音がどんな現場から聞こえるのか、実際に足を運んで五感で感じてほしい」との思いを込めた。

 西エリアのCOBA(岸田堂西2)には同イベントに合わせて11月7日、新たなものづくり拠点「マチCOBAの駅」がオープンした。総務省の地域経済循環創造事業交付金「ローカル10000プロジェクト」の採択を受けた施設で、地域経済の循環、雇用促進、所得向上につながる事業に取り組むとし、東大阪市、大阪商業大学、大阪シティ信用金庫と連携して整備した。COBAの草場寛子社長は「オープンファクトリーを常設の施設にしたかった。経営者や職人の生きざまを発信し、いろんな町工場のブランディングをしていきたい」と意気込む。同施設には展示エリアとカフェを備えた交流エリアがあり、市内企業の製品展示・販売や、町工場と産学金官との交流事業、町工場向けのセミナー、プロモーション事業などを行う。

 観光地の土産品などの企画・デザイン・製造を手がける「カワチ」(岸田堂西1)は、商品ができるまでの工程をパネルで紹介するほか、同社が手がけた「のびねこシリーズ」や大阪・関西万博公式ライセンス商品などを展示。ワークショップやゲーム、限定デザインの入った「のびねこガチャ」、「のびねこパン」の販売などを行い、7日朝から多くの人が詰めかけていた。

 パッケージ製造を手がける三和紙業(御厨中1)は今年が初参加。同社のオープンイノベーション施設「TSUNAGI」を会場に、オリジナルモビール作りやシルクスクリーンなどのワークショップを開く。同社で出た廃材を活用してアーティストが制作したアップサイクルアート作品も展示する。

 開催時間は10時~16時。入場無料。

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