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花園ラグビー場近くの「菓心庵 絹屋」が店舗刷新 素材生かす菓子20種

「菓心庵 絹屋」店主の西田浩明さん

「菓心庵 絹屋」店主の西田浩明さん

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 東大阪市花園ラグビー場近くの菓子店「菓心庵 絹屋」(東大阪市吉田6、TEL 072-965-0698)が12月3日、リニューアルオープンした。

新商品「素 -so-」

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 1966(昭和41)年、河内花園駅近くで創業した同店。1992(平成4)年には全国高校ラグビー大会会場でも毎年販売する「花ラグ饅頭(まんじゅう)」の販売を始め、1998(平成10)年に花園ラグビー場南側の現在の場所に移転した。

 店主の西田浩明さんは「移転から20年以上たって店舗を修繕したかったことに加え、この先のことを考えてイメージを変えたいとリニューアルを決めた。以前は『花ラグ饅頭』がメイン商品で店も大正モダン風だったが、素材を生かしたお菓子を中心にしようと、内装も洗い出しコンクリートや古材などを使い、自然な風合いにこだわった。主役であるお菓子が浮かび上がって見えるよう、ガラスケースだけ明るく見えるようにした」と話す。

 商品は、定番商品10種、季節商品10種程度をそろえる。定番商品は、「花ラグ饅頭」(5個入り918円~)、「絹屋もなか -はねつるべ-」(同1,404円~)、「絹屋カステラ」「栗羊羹(くりようかん)(以上、1本1,404円)、「コハク糖」(1箱864円)など。新商品の「融 -yuu-」(1,080円)は、「クーベルチュールチョコレートと小豆ようかんを融合した物。滑らかな食感で芳醇(ほうじゅん)なようかん」と西田さん。

 新商品「素 -so-」(324円)は、季節のあんをメレンゲ入りの羽二重餅で包んだ商品。「何色にも染まらない白絹を『素』といい、絹の素(もと)である繭の形に仕上げた。あんは季節で変わり、現在は丹波大納言の粒あんを包んでいる」という。「いちご大福」(410円)、「栗きんとん大福」(399円)、「柚子薯蕷(ゆずじょうよ)」(324円)など季節商品が並ぶ。「和菓子というより、お菓子という考え方で商品を作っている」と西田さん。

 リニューアルとともに、ロゴやパッケージも刷新した。「新商品『素 -so-』と同じテーマで、絹屋の落款(らっかん)の書体と繭の形でロゴマークをデザインし、のれんを作った。商品パッケージにも近い書体の文字を使っている。ロゴやパッケージデザインも自分で考えた」と話す。

 西田さんは「技術はしっかりとしながら新しいことにチャレンジし、これからも良くなるよう進化していきたい」と意欲を見せる。

 営業時間は9時30分~17時。月曜定休。

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