大阪メトロ中央線長田駅近くの「とんかつ かつサンド 壱」(東大阪市長田中1、TEL 090-5664-0198)が現業態で営業を始めて1年がたった。
とんかつ、カツサンド、カレーをメインに提供する同店。店主の田中祥貴さんは日本料理店に6年ほど勤めた後、兄の庸喜さんが長田駅近くで2002(平成14)年に出店した「串かつ 浪漫亭」(長田東2、2017年に現・KOKO HOTEL東大阪1階へ移転)に合流。20年ほど兄弟で店を運営してきたが、体調不良などが重なり一度店から離れ、少したった頃に現店舗でたこ焼き店を経営していた知人から「ここ空くから弟さんお店しない?」と声をかけられたという。田中さんは「何十年も知ってくれているお客さんが心配してくれていて、兄も後押ししてくれたのでここで恩返しをしようと出店を決めた」と話す。
カツサンドだけを販売する店として2024年10月にオープンしたが、3日間だけ営業して体調不良により休業。昨年1月、カウンター席5席とテーブル席2席の店内で、現在のメニューを提供する形で営業を再開した。
同店のとんかつには鹿児島県産のブランド豚「茶美豚(チャーミートン)を使い、さっぱりと食べてもらいたいとの思いから、綿実油と菜種油をブレンドした油で揚げる。ランチタイムは、チキンカツ、エビフライ、日替わりのフライをトッピングするミックスフライカレー(900円)、ヘレカツを使ったカツカレー(1,100円)が人気という。チキンカツとエビフライ、野菜のフライなどに甘だれをかけ、ねぎとのりをトッピングし、わさびを添える「ねぎかつライス」とカレーの「ハーフ&ハーフ」(1,000円)は浪漫亭で当時人気のあったメニューという。ミックスフライ定食、ロースカツ定食(以上、1,500円)など定食メニューやカツサンド(900円)など、20種のメニューを用意する。メニューは全品、テイクアウトに対応する。
「最初は揚げ物メインの店にしようと思っていたが、浪漫亭でランチ営業をしていた時にカレーの評判がよかった。カレーを始め、今は9割くらいの人にカレー屋さんと言われている」と田中さん。「最初は辛いカレーにしていたが、辛くするとコクがなくなる。今は辛さを抑えて中辛でコクを出し、玉ねぎの甘みと複数のスパイスで調整している。ルーは多めにし、揚げ物もルーもご飯も熱い状態で出すことにこだわっている」とも。
オープンから1年がたち、「浪漫亭と近く、長田の地だから相乗効果も生まれてできている。近隣の会社の人が社内で広めてくれ、常連さんもついて安定してきた。みんなに助けてもらっているので感謝しながら、これからも妥協せず、この商売で恩返しをしていきたい。新メニューなどやりたいことはいっぱいある」と意欲を見せる。
営業時間は11時30分~19時30分。日曜・祝日定休。