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東大阪・俊徳道にクレープ店と青果店 就労支援事業所が運営、2号店に意欲

クレープ店「sweet Mi Crepe(スイート ミー クレープ)」と青果店「お家deマルシェ こころ」

クレープ店「sweet Mi Crepe(スイート ミー クレープ)」と青果店「お家deマルシェ こころ」

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 近鉄大阪線俊徳道駅、JR俊徳道駅近くにクレープ店「sweet Mi Crepe(スイート ミー クレープ)」と青果店「お家deマルシェ こころ」(東大阪市横沼町3、TEL 06-6730-9031)がオープンして2カ月がたつ。

藤田秀紀社長

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 介護・障がい福祉関連サービスを手掛ける「EVOLVE(エボォルブ)」(荒本新町)の就労継続支援事業所 「こころII」(横沼町)が運営する両店。藤田秀紀社長は実家が寺院で、これまで僧侶と障がい者ホームヘルパーの仕事を両立してきた。2015(平成27)年に「EVOLVE」を法人化し、就労継続支援B型事業所「こころ」を荒本に開設。店舗や施設の清掃やネイルサロンなどの事業を展開してきた。

 新型コロナウイルス感染症の拡大により仕事の依頼が減り、「何か自分のところで作れる仕事はないかと考えた」と藤田社長。以前から洋菓子店を開きたかったことや、知人に青果店経営者がいたことなどから、「八百屋とクレープをくっつけて仕事にできないか」と、事業所「こころII」にクレープ店と青果店を併設、出店した。

 青果店「お家deマルシェ こころ」は、知人が布施で営む青果店「お家 deマルシェ」とともに仕入れをする。価格が安く、「4つ100円のアボカドや、ゴボウ、ミニトマトなどが人気がある」という。店舗の奥に事業所があり、利用者は検品、袋詰めなどの作業を行う。

 クレープ店「sweet Mi Crepe」は、イチゴクリーム(450円)、バナナチョコ(500円)など17種類の定番メニューや毎月2つの期間限定メニュー、フルーツジュース(350円~)、季節により具材が変わるフルーツサンド(290円~)、ペーパーサンド(450円)、気まぐれサラダ(480円)など、青果店のフルーツや野菜を使った商品を販売。巾着クレープ(200円)、ラスク(150円)の製造は利用者が担当している。

 藤田社長は「近くのスーパーを利用する人が両方見て使い分けをしてくれている。あまり食べたことのないフルーツなどを仕入れたり、来店客からのリクエストも参考にしたりしながら、安くていいものを提供していきたい」と話す。

 「今後は荒本の事業所でも八百屋とクレープ屋をしたい。仕入れの種類を増やし、飲食店や介護施設への配達などもしていけたら」と意欲を見せる。

 営業時間は9時~19時。クレープ店は売り切れ次第終了。日曜・祝日定休。

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