東大阪市指定文化財 旧河澄家(東大阪市日下町7、TEL 072-984-1640)で7月4日、七夕イベントが開かれる。
河澄家は江戸時代に日下村の庄屋を務めた旧家で、明治初期には第19代当主が私財を投じて小学校設立に尽力するなど地域の発展に貢献。敷地内には3棟の建物と主庭、裏庭、市天然記念物に指定されたカヤの木を有する。住宅は江戸時代初期の様相を残した保存修理工事が行われ、2011年から一般公開。企画展やイベントなど、子どもから大人まで楽しめるイベントを随時開いており、6月30日からはササ飾りを施している。
7月4日のイベントは、近畿大学経営学部キャリア・マネジメント学科の峰滝和典教授のゼミ生が同施設指定管理者のアスウェルとともに東大阪市の文化発信をコンセプトに取り組むPRイベントで、今回が第3弾。親子で七夕飾りを作ったり、学生が七夕の由来について話したりするイベントを企画した。
当日は、地域活性化を図ろうと石切名物のよもぎうどんを流しそうめんのように流す「よもぎうどん流し」を行うほか、同施設のデザインをあしらった「鼓月」のオリジナル和菓子を配布。
経営学部商学科3年リーダーの富士華与さんは「企画書作成から企業との打ち合わせ、事前準備など頭の中は旧河澄家でいっぱいの毎日だった。普段の学校生活では得ることのできない実践的な体験に充実感を感じている」と話す。
開催時間は10時~13時。参加無料。定員40人。電話またはホームページで事前申し込みが必要。