地域情報サイトを運営するNPO法人「週刊ひがしおおさか」(東大阪市若江本町1)が12月27日、ラグビーの魅力を伝えるフリーペーパー「DAEN」を創刊した。
「試合だけじゃない。ラグビーの魅力を伝えるマガジン」をキャッチコピーに掲げる同フリーペーパー。「新しい切り口でラグビーの文化を伝えるフリーペーパーを作りたいと長年構想を練っていた」といい、制作に携わるボランティアが増えたことと、市花園ラグビー場が改修工事に入ることから、「今の花園ラグビー場を記録したい」との思いから創刊に至った。
「ゲームだけではなく、文化そのものに焦点を当てる」のコンセプトの下、創刊号は「花園のすべて」をテーマに編集。「ラグビーに少しでも興味を持つ初心者」をターゲットに中級者に引き上げることを目的にしているといい、創刊号では花園ラグビー場の楽しみ方を指南する「楽しむための9フェーズ 花園解体新書」など初心者向けのコンテンツから、「花園の芝のひみつ」などマニア向けの内容など幅広く扱う。独占インタビューは元ラグビー日本代表の大西将太郎さん。
創刊号は初版1万部を発行しており、全国高校ラグビー大会期間中に花園ラグビー場で配布。初版の配布が終了したため3500部を増刷し、1月14日から再配布を始めた。設置場所は、近鉄奈良線・東花園駅からラグビー場へと続く「スクラムロード」の菓心庵絹屋、手作りパンの店チェリーストーン、FRONT ROW RUGBY、天理スタミナラーメンなど8店舗。1月21日の日本選手権、28日のジャパンラグビー トップリーグ2016-2017入替戦が行われる花園ラグビー場でも配布する。
同NPOでは4月以降隔月の定期発行を目指し、クラウドファンディングを活用して資金を調達。フリーペーパーを発行日に届けたり、名前を掲載したりするほか、支援者限定イベントの開催やインタビュー取材同行権などの特典を用意した。支援メニューは3,000円~。支援額最大の20万円の特典には、10月発行予定の第5号のテーマ決定権を用意した。
「ちょっとラグビーが気になるけど難しそうという人にぜひ読んでもらいたいマガジン。もちろん『ラグオタ』さんでも十分に楽しめる内容になっているのでぜひ手に取ってもらいたい」と編集部の野口美保さん。
創刊号はA4判12ページ。今後は花園以外も特集する予定で、全国での配布も視野に入れる。