近畿大学東大阪キャンパス(東大阪市小若江3)で9月16日、「はかま&きものコレクション」が開かれた。
「女子学生に優しい卒業式」に取り組む同大学。今年3月の卒業式では、学内にはかまと着物の着付けスペースを設置。着付けやヘアセットに時間がかかることを考慮し、開始時間をこれまでより1時間繰り下げるなどした。
同大学生活協同組合は昨年まで、はかまと着物のレンタル会社の合同展示会を11月ごろ開催。今年は着物の柄やはかまの色など、多くの種類から選べるようにと開催時期を早め、初めて「はかま&きものコレクション」も開いた。来年3月に卒業を迎える女子学生は約1600人。
ショーでは、放送部の学生が司会を務め、5社10組の着物とはかまを着用したモデルが登場。ゲストに神戸コレクションやKANSAI COLLECTIONなど多数のファッションショーに出演実績のあるモデルの貴島明日香さんを招き、歴代のミス近大らが着物・はかま姿を同級生らに向け披露した。
ショーに出演した貴島さんは「自分の中では、大学の卒業式ははかまが王道だと思っていて憧れがある。柄や色などいろいろな組み合わせができるのでいろいろ着てみたい」。2013年ミス近大で文芸学部4年の伊東紗治子さんは「卒業式では古典柄にしようと思ったけど今日着たので今度はモダン柄を着たい」。2014年ミス近大で法学部4年の西谷友里恵さんは「(別の学生が着ていた)水色のはかまと花冠がいいなと思った」と話す。