近畿大学日本文化研究所、「寺子屋塾」開講 ピケティから街歩きまで幅広く

2014年度の講義の様子

2014年度の講義の様子

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 近畿大学日本文化研究所(東大阪市小若江3、TEL 06-4307-3096)は現在、「2015年度後期寺子屋塾」の受講生を募集している。

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 グローバル化が進む国際社会の中で日本文化の現状を分析し、評価を行って発展に寄与することを目的に2005年に開設した同研究所。学問的業績のある講師をそろえ、日本文化を深く知るためにさまざまな領域から日本を意識した講座を組み立て、少人数制のゼミ形式の寺子屋塾を開講している。

 今回の講座内容は、「現代資本主義を読む トマ・ピケティ『21世紀の資本』で現代の資本主義を考える」「インド神話 インド神話と日本文化を考える」「世阿弥と現代-能と映像文化」など11講座。講座内容は定期的に入れ替えるといい、現在は、「源氏物語」「大阪のまちあるき」「インド神話」などの講座の人気が高いという。

 学ぶ機会を逃した人や自分の時間の増えた人が集まっているといい、定年退職者層や主婦の受講が多い。「講師はベテランが多く、受講者の個性を大事に進めている。知識や学力のレベルよりしっかり考えながらテーマに取り組もうとする姿勢が必要」と、堀田泉所長。

 堀田所長は「教員と受講生との膝をつきあわせたゼミの中に、学びの確かさと楽しみがあるし、仲間もできる。ここで頑張ってみようという方を心からお待ちしています」と受講を呼び掛ける。

 開講期間は10月5日~2016年3月7日。対象は高校生以上で学歴不問。受講料は6回講座=1万円など(教材費別途)。各講座とも初回無料体験を設ける。申し込みは10月2日まで。

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