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大阪・関西万博で「大阪ウィーク」 東大阪市内企業が出展、トライくんも

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 大阪府の魅力を発信するイベント「大阪ウィーク~春~」が5月9日、2025大阪・関西万博会場内で始まった。

 大阪府・大阪市が中心となり、府内の自治体が連携して大阪の魅力を発信する同催事。東大阪市は、会場内の「EXPOメッセ『WASSE』」内で行われている「地域の魅力発見ツアー~大阪43市町村の見どころ~」に出展する。

 特色ある伝統産業や文化財などを紹介する「みなはれゾーン」では、枚岡神社(東大阪市出雲井町)の伝統行事「お笑い神事」を紹介。ちょうちんやミニチュアの布団太鼓、枚岡神社の中東弘宮司のパネルを飾り、20分間笑い続ける「お笑い神事」の映像を流す。中東宮司のパネルの近くには「アッハッハ」「hahaha」など、さまざまな国の笑いを表現する文字が書かれたパネルを用意し、記念撮影できるようにした。

 ワークショップや歴史体験などを展開する「やりなはれゾーン」には、ひな人形や市松人形を手がける松よし人形(荒川1)が出展。ひな人形などを展示し、ひな人形の衣装に使う生地で、ミニがま口キーホルダーを作り、中に縁起物を入れるワークショップを開いた。松よし人形の小出道子社長は「人形を作る時に出た端切れを有効活用している。形を変えて使うことで、日本の柄の良さ、生地の良さを知ってほしい。東大阪でひな人形を作っていることを知らない人も多かったので、ものづくりのまちでいろいろな物を作っているとアピールできてよかった」と話す。10日は革製品メーカー「ナダヤ」(大蓮東)が出展する。

 

 地域の名物料理や特産品を使って大阪の食文化を発信する「たべなはれゾーン」には、近畿大学東大阪キャンパス内で学生が経営するラーメン店「近大をすすらんか。」(小若江3)が出店し、「近大まぜそば」「近大味噌(みそ)まぜそば」を販売する。

 9日のステージには、東大阪市のマスコットキャラクター「トライくん」と泉佐野市の「イヌナキン」「ゆるナキン」が登場し、トライくんはキャラクター紹介を通してラグビーのまちをアピールした。

 展示やステージを見学した野田義和東大阪市長は「大阪の素晴らしさがビシビシと感じられるすごいイベント。東大阪もしっかりと発信できていると思う。東大阪から世界へということがこの万博で感じられるので、会場へ足を運んで、たくさんの気付き、出合いを体験してほしい」と話す。

 「やりなはれゾーン」への出展は10日まで。「みなはれゾーン」「たべなはれゾーン」への出展は11日まで。

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