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大阪・関西万博のステージに東大阪の高校生、東大阪の魅力もアピール 大阪ウィーク~夏~

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 2025大阪・関西万博会場内で開催中の大阪府の魅力発信イベント「大阪ウィーク~夏~ 大阪の祭!~EXPO2025真夏の陣~」に7月28日、東大阪市立日新高校(東大阪市日下町)と近畿大学付属高校(若江西新町5)の生徒が出演し、東大阪市の魅力をアピールした。

 大阪府・大阪市が中心となり、府内の自治体が連携して大阪の魅力を発信する同催事。屋外イベント広場「EXPOアリーナ『Matsuri』」では7月25日から、「マツケンサンバ@EXPO2025」「盆踊り世界記録挑戦」を行うなど盛り上がりを見せている。7月27日からは「次世代パフォーマンス」と題し、大阪府内のキッズから大学生を中心に、音楽やダンスなどのステージを繰り広げた。

 7月28日の最初のステージに登場したのは、東大阪市立日新高校軽音楽部と近畿大学付属高校E.S.S.Sの2組。日新高校軽音楽部は、1999(平成11)年に軽音楽愛好会として活動を始め、2005(平成17)に部に昇格。2022年には「全国高等学校軽音フェスティバル」で特別賞「秀吉賞」、2024年には「とよさと軽音楽甲子園」でNHK大津放送局長賞を受賞している。

東大阪市立日新高校軽音楽部

 近畿大学付属高校E.S.S.Sは1963(昭和38)年に英語同好会として発足し、2001(平成13)年から軽音楽活動を本格化。全国高校軽音楽部大会「we are SNEAKER AGES(スニーカーエイジ)」では、2023年・2024年と2年連続でグランプリ・文部科学大臣賞を受賞している。

近畿大学付属高校E.S.S.S 

 激しいパフォーマンスを見せた日新高校の生徒は「日新高校はロック系の音楽をしているので、今回もロック系の曲を選んだ。めっちゃ緊張していたけど、(十分な演奏が)できた」、近畿大学付属高校の生徒は「ダンスを習っていた子を中心に、みんなで振り付けを考えている。今までで出演した中で一番大きなステージで、多くの人が見てくれて緊張したが、私たちの音を伝えられるように全力で楽しみながら演奏することができた」と笑顔を見せた。

 2校の生徒は、「EXPOメッセ『WASSE』」での東大阪市PRステージ「アンタが主役やで! めっちゃええまち東大阪」にも出演。ステージの企画と装飾は日新高校商業科の生徒が行い、司会は近畿大学付属高校放送部の生徒が務めた。日新高校キャラクター「ひにアラタ」ちゃん、東大阪市マスコットキャラクター「トライくん」も加わり、ラグビーをはじめ、さまざまなスポーツを応援したり楽しんだりできることや、美しい自然を楽しみながら、訪れた人がリラックスして地元の人との交流を楽しむことができること、工場が多く異文化交流が盛んであることなどをアピール。「地元の人々がとても優しく、訪れた方々を温かく迎え入れてくれる。初めて訪れる方も居心地の良さを感じられる場所なので、ぜひ一度、訪れてみてほしい」と呼びかけた。

 PRステージの合間には、日新高校軽音楽部と近畿大学付属高校E.S.S.Sが一曲ずつ演奏を披露。日新高校商業科の生徒の「街の人、みんなが主役」との思いから、商店街の理事長やラグビー選手、学校の校長、学生など、東大阪市内で活動する約30人が夢や目標、万博への思いを書いたボードを掲げた写真を撮影し、ステージ上のスクリーンに映し出した。ステージを見守っていた野田義和東大阪市長は「東大阪で頑張っている若い人を見ると、太陽にはしごをかけて太陽をつかみに行くぞ、そんなパワーを感じる。本当に良かった。今日はありがとう」と拍手を送った。

近畿大学付属高校E.S.S.S

東大阪市立日新高校軽音楽部

 イベント終了後、ステージを企画した学生は「観客の反応を見て、楽しんでくれた様子で、この企画をやって良かった。春休み前からプロジェクトに参加し、やり切れるかどうか不安だったが、最終的に満足できる内容で成功して良かった」「初めての経験で、人生の中でもうこんな機会はないと思う。自分たちで一から考えてステージに立ち、楽しかったし達成感がある。東大阪市の魅力を今まで以上に知ることができた」「思いのほか多くの人がいて緊張したが、いろいろな人と関わったり話をしたりしてきたので、少しでも東大阪の魅力が伝わっていたらうれしい」と、やり切った表情で話していた。

野田義和東大阪市長(写真中央)

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