郷土博物館で「聖徳太子の時代の東大阪」 初公開の馬具も

テーマ展示「聖徳太子の時代の東大阪」

テーマ展示「聖徳太子の時代の東大阪」

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 東大阪市立郷土博物館(東大阪市上四条町、TEL 072-984-6341)で現在、テーマ展示「聖徳太子の時代の東大阪」が開催されている。

初公開する7世紀はじめごろの馬具

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 小中学校の教科書によく出る人物を取り上げ、その時代の東大阪を知ってもらおうと企画する同館のテーマ展示。現在は、聖徳太子が活躍した6世紀後半から7世紀前半の土器や武器、パネルなどを展示し、古墳時代から寺づくりへの時代の移り変わりを紹介している。

 館内では、聖徳太子が創建したと伝わる長栄寺(高井田元町)や大龍寺(日下町)などをパネルで紹介。神並遺跡の集落跡から見つかった須恵器や土師(はじ)器、聖徳太子が物部氏と戦ったころの武器類、若江遺跡から出土した瓦などを時代ごとに展示する。枚岡駅近くの出雲井8号墳から出土した馬具の公開は今回が初めて。

 「古墳づくりで自分の力を誇示してきた時代から寺づくりの時代への変わり目を楽しんでもらいたい。土器や瓦など仏教の影響が見られるものも多い」と学芸員の中西克宏さん。

 開館時間は9時30分~16時30分。月曜・祝日の翌日休館。観覧料は、一般=50円、高校・大学生=30円、小・中学生=20円。9月6日まで。

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