東大阪経済新聞の2019年上半期PV(ページビュー)ランキング1位に輝いたのは、関西初出店のバイク用品店「ナップス東大阪店」の記事だった。
1962(昭和37)年創業の「ナップス」は横浜に本社を構え、郊外大型店に絞った出店戦略で店舗数を拡大。東大阪店(東大阪市菱江4)は23店舗目で、281坪の売り場に25.4坪のピットを併設し、3万5000点以上のアイテムをそろえる。大阪市内や堺、京都、奈良などからのアクセスが良いことから東大阪を関西1号店の出店場所に選んだという。
ランキングは1月1日から6月30日までに配信したヘッドラインニュースを集計したもの。上位10位のランキングは以下の通り(カッコ内は掲載日)。
1. 東大阪にバイク用品店「ナップス」関西初出店 オープニングに元AKB平嶋夏海さん(4/23)
2. 東大阪で「瓢箪山フェスティバル」 音楽ライブやカップ麺積み放題など多彩に(5/17)
3. 「東大阪市民ふれあい祭り」開催へ モンスターエンジン登場、前夜祭は花火大会(5/8)
4. 東大阪市内で新元号「令和」祝賀イベント 御神木お守り授与や日本酒振る舞い(4/26)
5. イトーヨーカドー東大阪店、閉店へ メッセージボードに感謝と惜しむ声(1/21)
6. 東大阪・石切エリア一帯で「石切クエスト」 ポイント巡って知識深めて(4/11)
7. 東大阪・石切で丸亀城修復応援商品を販売 「刀剣乱舞」が縁、丸亀フェアも(4/25)
8. 東大阪・ぬかた園地で「あじさいまつり」 開花遅め、7月初旬が見頃に(6/27)
9. 東大阪・鴻池新田会所で「コスプレフェスタ」 和装コスプレイヤー、撮影楽しむ(4/15)
10. 東大阪に変身メーク店「女装紳士」 なんばから移転、女装未体験者対象に(2/22)
2位と3位はいずれも40回以上開催している市内の恒例イベント。特に3位の「東大阪市民ふれあい祭り」は、布施駅から八戸ノ里駅4駅間の北側道路を歩行者天国にして行う市内最大のイベントで、前夜祭の花火大会を含め、毎年多くの人出でにぎわう。
4位は、新元号「令和」が施行される5月1日に市内各所で行われる祝賀イベントやサービスをまとめた記事で、赤飯や令和ラベルの日本酒が振る舞われるなど祝賀ムードとなった。5位は、イトーヨーカドー東大阪店の閉店を知らせる記事で、18年間の感謝と閉店を惜しむ声が寄せられている様子を伝えた。
6位と7位は共に石切エリアの記事で、石切劔箭神社がクラウドファンディングで8,000万円弱を集めた「刀剣奉納」プロジェクトの記事も30位以内にランクインするなど、「刀剣乱舞-ONLINE-」に関連する記事は依然として注目されている。9位の鴻池新田会所での「コスプレフェスタ」会場でも、刀剣乱舞のキャラクターのコスプレイヤーが多く見られた。
9月20日にはラグビーW杯2019が開幕する。東大阪市花園ラグビー場では4試合が予定されており、市内では現在、観戦客に向けて東大阪の魅力を発信しようとさまざまなイベントの準備が進んでいる。来街者に街の魅力を伝えることができるのか、その取り組みを追っていきたい。