近鉄奈良線・河内花園駅南側の花園本町商店街内にシェアサイクルステーションが設置され、1カ月がたった。
同商店街内の駐輪場「ちゃりぽーと河内花園駅前」(東大阪市花園本町1)に設置する同ステーション。国内で自転車専門店「サイクルベースあさひ」を450店舗以上展開するあさひ(大阪市)が、ラグビーワールドカップを盛り上げようと7月24日に開設した。同社が運営するステーションでは47カ所目で、東大阪市内では、「サイクルベースあさひ東大阪吉田店」(吉田下島)「同 八戸ノ里店」(小阪2)の店頭でステーションを運営する。
同ステーションは、ソフトバンクグループのOpenStreet(東京都)が展開するシェアサイクリングサービス「HELLO CYCLING」のステーションで、同サービスのシステムを利用して運営。ユーザーはアプリで会員登録後、1つのアカウントで全国にある「HELLO CYCLING」のステーションを利用でき、借りる時は予約時に発行された暗証番号を入力。「HELLO CYCLING」のロゴがあるステーションに返却する。ICカードを登録すると、2回目以降は予約なしで利用できる。
同ステーションでは、一般車両と電動アシスト自転車、計10台を設置。シェアサイクル事業リーダーの鈴木純一さんは「距離や用途によって使い分けていただければ。この1カ月で徐々に利用者も増え、大阪や八尾に行って帰ってくる人もいる。今後、東大阪市内に増やしていきたい」と話す。
利用料金は15分=60円(電動アシスト自転車は90円)、24時間=1,000円(同 1,500円)。
同商店街で「お野菜料理 ふれんちん」(花園本町1)を営む白山登茂和さんは「八尾など南側との交通の便が悪いので、行き来することで来客につながると期待しているし、利用者の利便性にもつながる。商店街に防犯カメラがあるので安心して運営できるし、人が立ち寄ることが商店街のメリットになると考えている」と話す。